USJ近くにIHGホテルズ&リゾーツの「トリプルブランド」新ホテル、2029年開業

安治川側 外観パース (画像提供:合同会社桜島開発)

 イギリスのホテル大手IHGホテルズ&リゾーツは、2029年に大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)近くで大型ホテルを開業すると18日、発表した。総客室数は817室で、同グループが国内で手がける新築ホテルとしては最大規模となる。国内で初めてとなる「トリプルブランド」としての開業も注目を集めそうだ。同じ建物内に3つのホテルブランドを備えるのが特長となる。

 記者会見で発表した同社日本&マイクロネシア マネージングディレクター兼IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社CEOのアビジェイ・サンディリア氏は、「コロナ禍を経て、旅行の仕方や働き方は大きく変わった。ビジネスとレジャーを組み合わせた新しい滞在スタイルを求める声が高まっている」と語った。

新規ホテルプロジェクトについて説明するアビジェイ・サンディリア氏=12月18日、大阪市内(撮影・編集部)

 加えて、「親子連れにも利用しやすいホリデイ・インリゾートでは、自身はIRで会議に参加し、家族はUSJを楽しむといった使い方も考えられる。神戸空港の国際化でアクセスも向上し、関西全体の観光がさらに活性化することを期待している」と述べた。

「Osaka Sakurajima Resort」プロジェクト 完成イメージ (画像提供:合同会社桜島開発)

 新ホテルには、長年ラグジュアリーホテルとして親しまれてきた「インターコンチネンタル」、日常使いもしやすい「キンプトン」、家族連れに配慮した「ホリデイ・インリゾート」の三ブランドが入る予定で、このエリアで外資系ホテルが開業するのは初めてとなる。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン側 外観パース (画像提供:合同会社桜島開発
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