大阪城公園駅と大阪城東部地区を結ぶ歩行者デッキの整備が始まる。西日本旅客鉄道(JR西日本)と大阪府、大阪市は8月4日、車両所の上空を横断する接続デッキのデザインを公表し、8月中旬から本体工事に着手すると発表した。2028年春ごろの開通を目指し、新たなまちと大阪城公園を結ぶ歩行者ネットワークを整備する。

大阪城東部地区では、大阪府と大阪市が「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」をコンセプトにまちづくりを進めている。大阪公立大学森之宮キャンパスや大阪メトロ中央線の新駅、大規模集客・交流施設などの整備が計画されており、大阪城公園との回遊性向上が課題となっていた。
整備する接続デッキは、大阪城公園駅東側から車両所をまたぎ、第二寝屋川沿いに整備される水辺の歩行者空間へつながる。駅営業時間中は自由に通行できる予定で、デッキと水辺の歩行者空間が一体となり、新しいまちと大阪城公園駅、大阪城公園を結ぶ歩行者ネットワークを形成する。

デッキ屋上には、大阪城や車両所を行き交う列車を一望できる展望スペースを設けるほか、駅構内には利用者の滞在性を高める店舗を整備する。国際的な観光拠点である大阪城周辺の魅力向上にもつなげる考えだ。
施設づくりでは大阪公立大学の学生との共創にも取り組んだ。50人を超える学生がワークショップに参加し、地域のにぎわい創出や居場所づくりに関するアイデアを提案。JR西日本は、これらの意見を施設のデザインや活用方法に反映し、地域のにぎわい拠点として親しまれる駅づくりを目指すとしている。
接続デッキは、JR西日本が掲げる「駅ビジョン」に基づく取り組みの一つ。JR西日本、Osaka Metro、大阪府、大阪市が連携し、2028年春ごろの供用開始を目指して整備を進める。
