近畿大学(東大阪市)と近鉄百貨店、新魚栄(大阪市)は、近畿大学の研究成果から生まれた食材などを使った「近大味めぐりおせち」の第6弾を共同開発した。2027年正月向けの商品で、9月11日から近鉄百貨店ネットショップ、9月18日から各店舗で予約販売を始めた。2人用の一重折で、220セット限定。

大阪・黒門市場の老舗鮮魚店、新魚栄の監修で、世界初の完全養殖クロマグロ「近大マグロ」をはじめ、「近大マダイ」「ブリヒラ」「近大鴨」「近大みかん」などを使用。近畿大学の学生が育てた農産物や、同大が包括連携協定を結ぶ福島県川俣町の「川俣シャモ」、奈良県曽爾村の「曽爾高原トマト」など、地域の食材も盛り込んだ。
今回初めて採用したのが、和歌山県と近畿大学などが開発したブランド和牛「紀州和華牛」。赤身の多さが特徴で、ローストビーフに仕立てた。このほか、近大マグロの有馬煮やユッケ風、近大ブリヒラの照り焼き、近大鴨の紹興酒焼き、近大マダイのチリソースなど、和洋中の料理を一つの重に詰め合わせた。
商品開発には学生も参加。農学部農業生産科学科の学生が商品企画を提案するとともに、農産物の生産を担当した。文芸学部文化デザイン学科の学生は、お重を包む風呂敷やお品書きのデザインを手掛けた。農業や食品に関わる商品開発を実践的に学ぶ機会にもなっている。
「近大味めぐりおせち」は、近畿大学と近鉄百貨店が2017年に締結した包括連携協定の取り組みの一環として、2021年に商品化。使用する食材や料理を見直しながら毎年販売している。
今回の商品には、近大マグロの有馬煮、近大マグロのユッケ風、近大ブリヒラの照り焼き、近大酒を使ったエビの酒煮、近大酒の酒粕を使った数の子酒粕漬け、紀州和華牛のローストビーフ、川俣シャモのスモーク、近大みかんのゼリー、近大マダイの昆布締め山葵和えなどを盛り込む。近畿大学の学生サークルが育てた野菜や、農学部の実習で育てたサツマイモなども使用する。
価格は1万9980円(税込み)。オリジナル風呂敷と祝箸付き。近鉄百貨店のあべのハルカス近鉄本店、上本町店、東大阪店、奈良店、橿原店、生駒店、和歌山店、草津店、四日市店などで予約を受け付ける。製造はからここカンパニー(八尾市)が担う。
