
大阪・関西万博で5月23日、オーストリアの観光大使を務める人気ロックバンド「L’Arc〜en〜Ciel(ラルク・アン・シエル)」のボーカルHYDEさんが同国のパビリオンを訪れ、来日中のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領らと対面した。HYDEさんは、昨年から同国の観光大使を務めており、音楽を通じて日本とオーストリアの文化交流を担っている。
観光大使に任命された背景には、長年の音楽活動に加え、最新アルバム収録曲「LAST SONG」のミュージックビデオをウィーンで撮影するなど、現地との深いつながりがある。美術史博物館での収録は日本人アーティストとして初。ホテル・ザッハーやスワロフスキー、メガネブランドのシルエットなど、現地企業とのコラボも展開し、音楽とカルチャーを通じて両国の橋渡し役を担っている。
この日、HYDEさんは大統領らと言葉を交わし、「ウィーンは街並みが美しく、人もやさしい。歴史的な建物を眺めながらカフェで過ごす時間が印象に残っている」と語った。
屋外エリアには、HYDEさんがライブで着用したスワロフスキー製の帽子が展示され、来場者の注目を集めている。