「甲子園校」に少子化の波　東大阪大柏原、２７年度で募集終了

　私立の男子校、東大阪大学柏原高校（柏原市）が、２０２７年度を最後に新入生の募集を停止し、在校生の卒業をもって閉校する。学校法人村上学園が発表した。少子化や共学志向の影響で定員確保が難しくなったことが理由。
　同校は硬式野球部が２５年の夏の甲子園に出場。プロ野球の石川慎吾選手や漫才師の間寛平さんらを輩出した。
　１２月３日の会見で吉村洋文大阪府知事は「無償化より少子化の影響が大きい」と述べ、高校再編の必要性に言及した。