天然記念物の魚保全へ イタセンネットが活動報告

 国の天然記念物イタセンパラの保護に取り組む「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)」は3月14日、大阪工業大学大宮キャンパス(大阪市旭区)で2025年度総会を開いた。生息地の城北ワンド群(同区)では23年から3年連続で個体が確認されていない現状を報告し、外来魚駆除の実績などを共有した。

 45団体で構成する同ネットは、城北と庭窪(守口市)の両ワンド群で4~11月に地引き網による外来魚駆除や清掃を継続。25年度は城北で15回実施し、外来魚2382匹を駆除した。外来魚率は38%で、ブルーギルは前年から半減したが、オオクチバスなどは微増した。また、タナゴ類が産卵する二枚貝を食害するヌートリアも、環境省が2~3月に35頭を駆除した。

 活動は4月から再開し、城北で月2回、庭窪で月1回行う。5月10日には釣り大会も予定。事務局長の河合典彦さんは「皆さんが熱心に活動してくれるのはありがたい。イタセンパラが戻ってくると信じ、取り組みを続けたい」と話した。(小泉健一)

イタセンネット総会の様子=2026年3月14日、大阪工業大学大宮キャンパス(小泉健一撮影)
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