地域

鮨×鉄板焼「彩」 リコンセプトで改装オープン

 グランドプリンスホテル大阪ベイにある鉄板焼「彩(いろどり)」は5月2日に、新たに鮨カウンターと食事スペースを設けて鉄板焼きと本格江戸前鮨が楽しめる、鮨×鉄板焼「彩」としてリニューアルオープンした。

鮨×鉄板焼「彩(いろどり)

 鮨セクションでは、「瀬戸内の恵みを伝える江戸前鮨の贅沢なひととき」を食事のテーマとして掲げ、旬の食材と瀬戸内で獲れる地元産の素材を取りそろえて、今のベストな鮨を提供する。

 春は脂ののった鰆が絶品。また冷製で提供する鱧のみぞれ餡の一品も外せない。6月から解禁になる雲丹も、紫雲丹や馬糞雲丹など複数の雲丹を取りそろえる予定。6月以前に食べる雲丹はロシア産がほとんどなので、彩で扱う雲丹とは鮮度が違うという。醤油だけでなく、オリーブオイルや藻塩、バジルソースで食べる新しい鮨の食べ方も合わせて提案する。

鮨×鉄板焼「彩(いろどり)

 改装された鉄板焼きセクションでは、香川県産のオリーブ牛を使ったコースを提供。この時期は真蛸和風バジルソース、新玉葱豆腐、精進茄子などの旬の食材で前菜をそろえ、オリーブ牛のステーキにサラダやデザートが付く。

 オリーブ牛は、オリーブのしぼりかすをエサに混ぜて飼育され、その牛の糞はオリーブの樹を育てる肥料として活用されているので循環型経済のサイクルの産物と言える。

鮨×鉄板焼「彩(いろどり)

 融点が低いことで知られるオリーブ牛は、焼き始めるとどんどん脂分が溶け出すので、見た目の霜降り具合からすると食べる際の脂分の摂取量はかなり軽減されていて食べやすい。藻塩や鰹だしの醤油などと合わせると肉のうま味が増す。

 先日、「徹子の部屋」の公開収録で万博会場を訪れた黒柳徹子さんと、ゲストで出演したコシノ姉妹らが同レストランへ来店されて、オリーブ牛のコースを堪能された。ラグジュアリーホテルが乱立する大阪で、このメンバーに選ばれるというのはやはりプリンスホテルのブランド力の賜物なのだろう。関西では知名度向上に苦戦しているが関東では長年培ってきた信用とブランド力は本物。大阪でも感度の高い人には早々に刺さる存在になるのではないだろうか。

鮨×鉄板焼「彩(いろどり)

 高梨料理長は「まずはランチに来て頂いて、味や内容を知ってほしい。気に入ったらディナーで本気の料理を体験してもらいたい」と気合いと自信にあふれる笑顔をのぞかせていた。

鮨×鉄板焼「彩(いろどり)
グランドプリンスホテル大阪ベイ1階
大阪市住之江区南港北1-13-11
【電話予約】06-6612-1234(ホテル代表)
【営業時間】
 ラ ン チ 12:00~15:00(L.O. 14:30)
 ディナー17:00~21:30(L.O. 20:00)
【定休日】祝日を除く水・木曜日