経済

うめきた公園隣接、「うめきたグリーンプレイス」21日オープン

 JR大阪駅うめきたエリアの地上出⼝に直結する商業施設「うめきたグリーンプレイス」が3月21日に開業を迎えるのを前に、19日に報道関係者向けに先行内覧会が開かれた。

 同施設はうめきたエリアの南東に位置し、真横が「うめきた公園」というロケーション。「ルクアイーレ」と2階部分が屋根付きの連絡デッキでつながっており、JR大阪駅だけでなく各路線や商業施設へも雨にぬれずに行き来ができる。加えて、同日に開業する「グラングリーン大阪 南館」とも隣接する。

うめきたグリーンプレイス全景

 このロケーションから、同施設はうめきた・西梅田エリアのオフィスワーカー、公園へ遊びに来るファミリーや友人グループ、そしてインバウンドを含む観光客まで幅広いターゲットを想定した飲食店中心のテナント構成となっているのが特徴だ。

 2階には総数220席のフードコートがあり、日常使いがしやすい価格帯のナショナルチェーン店が揃う。混雑が予想されることから、国内で初めて、「AIによる混雑時間帯予測配信サービス」を導入し、混雑予測をWEBで配信する。

2階フードコート。「丸亀製麺」や「ミスタードーナツ」などなじみのある店が並ぶ

 ほかにも、西日本初出店の高級焼肉店やパリの有名ビストロ、梅田エリア初のスポーツバーなど、ここでしか楽しめない注目の飲食店が集う。テラス席を設置していたり、外の景色を店内の空間に取り込めるよう窓が広い作りの店舗が多く、緑を感じながら開放的に食事を楽しめるのは公園隣接施設ならでは。

3階「LA BODEGA-CUCHAREO(ラ・ボデガ – クチャレオ)」。窓から公園の緑と梅田スカイビルが見える
東京都内を中心に店舗を展開し、今回関西地区に初出店する「焼肉うしごろ」(3階)
パリ発の人気肉ビストロ「サクレフルール」(3階)の塊肉ステーキ
北堀江で愛されたフランス菓子店「LE PINEAU(ル ピノー)」(1階)

 また今回の内覧会で、JR西日本による大阪駅西側アートプロジェクト「WARP」第2弾も公開。同施設内では6つのアートの常設展示を行う。グラフィックアート2作品のほか、体験型のXRアートが4作品登場。専用アプリ「STYLY」を使用し、手元のスマホ・タブレットを通じてVR空間と現実空間の融合を体験できる。ゲームとして楽しめる作品もあり、子どもから大人まで気軽にアートに親しむことができる。

画面越しに見ると、空間にデジタルアートが出現。〝エコなアート〟としての側面も

 同施設を担当する、JR西日本大阪開発 うめきた事業本部運営部長 兼 開発推進部次長の芦田直也さんは、「うめきたエリアはさまざまな人が集う場所。そのさまざまな人が誰でも利用しやすい施設になればと思っています。まず大阪で働き暮らすみなさんに支持され、さらに府外から足を運ぶ方々にも愛される施設になれたら」と話した。

「公園の自然を感じながらリラックスしてもらいたい」と話す芦田直也さん
1~3階の大階段「緑辺の丘」

■うめきたグリーンプレイス/大阪市北区大深町5-1/営業時間 7:00〜23:00 <フードコート10:00~22:00>(店舗により異なる)