【大阪の女性起業家特集】My Land 代表取締役 住吉彩さん

「健康な時から栄養士に出会える社会をつくり、日本の健康寿命を伸ばしたい」。2019年に個人事業主として独立し、2024年10月に法人化した「株式会社My Land」代表の住吉さんが、起業を決意した理由だ。もともと病院で管理栄養士として働いていたが、閉鎖的な環境で思うように成長できず、一度は食や栄養の仕事から離れようと考えたという。しかし休職中に出会った〝SNS起業〟という選択肢が転機となった。
最初に手がけたのが「五色玉カラフルダイエット」。栄養学は難しい、カロリー計算は面倒という声に応え、五色の食材を揃えるだけで自然とバランスが整う仕組みを考案。多くの女性の食生活を支えてきた。
やがて「日本の健康寿命を伸ばしたい」という思いが強まり、一人では限界があると感じ法人化。現在は、企業と共に企画段階から長期的にビジネスを伴走する「共創パートナーシップ事業」に加え、スポット的に栄養士をアサインする「キャスティング事業」を展開する。特に人手不足の企業には、必要な時だけ専門家を活用できる仕組みが好評だ。商品開発では、栄養に関する業務に留まらず、パッケージやECサイト制作までワンストップで対応できる体制も整えた。
さらに全国170人以上の管理栄養士が参加するプラットフォーム「Co-Land(コランド)」を立ち上げ、ビジネス視点や文章力など、病院勤務では身につかないスキルを育てる場として機能させている。
栄養士が活躍できる場を開拓し、地位向上につなげることも使命の一つだ。スポーツジムでの食事サポートシステム構築や、部活動後の配食サービスへのスポーツ栄養の導入といったアイデアで実績を重ねる。より生活に密接した活動として、九州のスーパーと協働し、テーマに合わせた売り場づくりも行う。棚が変われば消費者の行動が変わり、メーカーも変わる。「知らないうちに健康になっている仕組みが理想」と語る住吉さん。栄養士の可能性を広げる取り組みは、これからも続いていく。
詳細はホームページ(https://myland-inc.com/)へ。
