梅田のど真ん中に、キッズプールが出現　コロナ禍で泳げないキッズを応援

「新学期や夏には水が楽しめるようにしておきたい」

　大阪･梅田の徒歩圏内、ビル８階にある東急スポーツオアシスにこのほど、キッズスイミングスクールが開講した。コロナ禍で「水にもぐれない」「水が怖い」という子どもたちの泳力低下が課題の今、子どもを対象に少人数制でレッスンを行う同所の取り組みをリポートした。

コロナ禍で泳げないキッズ増加　「水にもぐれない」「水が怖い」を克服

　２０２０年からのコロナ禍で学校での水泳授業が少なくなり、低学年時にプールを経験する機会が少なく２５㍍を泳げない児童が目立っているという。また、文部科学省の学習指導要項で高学年までの泳力の基準が決まっており、各自治体の教育委員会は対策を講じている。

　そんな中、同スクールは「水にもぐれない」「水が怖い」の不安があるなど、大きいプールが初めてのキッズに、少人数制６人までのレッスンを行う。

　今回取材した体験レッスンでは、２組の親子連れが来場。３人のコーチが対応した。館内は体感で上着がいらないほど暖かい。レッスン時の水着は自由でＯＫ。母親が近くで見学しているとはいえ、初め
て会う大人に人見知りする子どもにも「あせらずゆっくり」とコーチが丁寧にコミュケーションをとってくれる。その後、コーチにも慣れて、プールの楽しさがわかれば早いもの。終わりには「次のプール
が楽しみ」と喜ぶキッズの声も。

新学期、夏前の今がチャンス！

　本レッスンの特徴は、一人一人の習得ペースに合わせて子ども目線で、「とにかく褒めて褒めて伸ばします」と楽しくがコンセプトだ。今回、体験した人にレッスンを始めるきっかけを聞くと「新学期や
夏には水が楽しめるようにしておきたい」と話していた。