履正社高等学校(豊中市)は2027年4月、「国際教養コース」を新設する。定員は約40人。全員がカナダ留学を経験し、英語を重点的に学びながら、海外大学や国内の英語特化型大学、難関私立大学への進学を目指す。

同コースでは、英語に関わる授業を週14~15コマ設ける。ネイティブ教員による授業では、英語を学ぶだけでなく、英語を使って他の分野の内容も学ぶ「CLIL(内容言語統合型学習)」を取り入れる。
留学は全員必修で、入学後に1カ月間の短期留学か、1年間の長期留学を選択する。短期留学はカナダ西海岸のバンクーバー、長期留学はカナダ東海岸を予定。長期留学を選んだ場合も、3年間で卒業できるカリキュラムとする。
英語力だけでなく、母語で論理的に考え、文章にまとめる力も重視する。1年次には「言語技術」の授業を週2コマ設け、考えを整理して書く力を身に付け、英語での議論や発表につなげる。
育成を目指すのは「教養」「批評的思考」「当事者意識」の3つの素養。英語を単なる教科として学ぶのではなく、自分の考えを伝え、異なる文化を持つ人と協働するための道具として使える力を養う。
同校は1922年創立。2022年に教育指針「RISEI VISION 2040」を定め、知識を社会で生きる力につなげる教育や、論理的に考えて自分の考えを表現する力の育成に取り組んでいる。今回の新コースは、こうした教育方針を国際分野で展開するもの。
入試は2027年2月10日。英語の得点を2倍にして判定するほか、英語と適性テストで受験できる方式も設ける。適性テストでは、日本語で物語を聴き、その内容を文章で再現する「再話」を行う。
新設に先立ち、10月18日午前9時半から、中学生と保護者を対象としたコース説明会を同校で開催する。コースの特色やカナダ留学、授業、国際交流、卒業後の進路、入試制度などを説明する。説明後は希望者を対象に個別相談も行う。事前申し込み制で、定員になり次第締め切る。
申し込みはURL(https://mirai-compass.net/usr/riseishh/event/evtIndex.jsf)に掲載。

