明浄学院高等学校(大阪市阿倍野区、山本嘉人校長)は16日、鎌倉時代の歌人・藤原家隆卿の遺徳をしのび、生徒と教職員が詠んだ和歌を捧げる「家隆忌(かりゅうき)」を、天王寺区夕陽丘にある「家隆塚」で執り行った。

生徒代表が、日常の風景や学校生活の一コマを等身大の感性で詠んだ和歌を朗詠した。家隆忌は1957年に始まり、今年で70回目を迎える。同校では、和歌や俳句の創作を授業に取り入れており、生徒たちの表現力の育成にもつながっている。
献茶や献香、家隆卿を顕彰する祭文の朗読、家隆卿が詠んだ和歌3首の朗詠などが厳かに行われた。また、生徒と教職員が詠んだ71首の和歌が、生徒代表によって披露された。
生徒会の柿原優乃(ゆの)さん(2年)は「初めての参加で五七五七七に区切って詠むのも難しかったけど、伝統の重みを感じることができた」と満足げ。国語科の担当教諭・澤田舞さんは「2年前に共学になり、今年は全学年で男子生徒が参加する家隆忌となった。体育大会や母の日など、この時期ならではの風情を感じさせる、生徒たちの瑞々しい感性が表れた和歌を詠んでくれた」と目を細めていた。
