吉本新喜劇の寛平GMやすっちー座長 十日戎に今年の抱負を書き初め

 関西地方で正月を締めくくる行事「十日戎」の1月10日、吉本新喜劇の間寛平GM(74)がすっちー(51)、酒井藍(37)、アキ(54)、吉田裕(44)の4座長と共に会見。それぞれが新年の書き初めを披露して今年の抱負を語った。

新年の誓いを書き初めに託して誓う吉本新喜劇の寛平GM(中央)と4座長

 寛平GMの書き初めは「動く」。「僕はもう一度原点に帰って汗をかいて動きます。座員はもちろん、新喜劇に関わる社員さんも動いてもらいます」と意図を説明。すっちー座長は「広げる」で「新喜劇を全国、全世界に広げたい。座員の個性を広げる」と約束。

 藍座長は「座員全員の健康管理」と書いて「文字通り、何をするにもまず健康」と百人を超す座員を気遣い。アキ座長はかつてブレイク新喜劇で大胆にダンスを取り入れた実績もあることから「創意工夫」と書き、「新喜劇で守るべき伝統と改革すべき事柄を整理し、色々試してみたい」と意欲を示した。

 逆に裕座長は「ひとつ」と書き記し「まず皆の心を一つに」とチームワークを呼びかけた。

3月にCD化されるオリジナル曲をアカペラで披露する大和㊥

 寛平GMが結成した30歳以下座員の男女12人ユニット「秘蔵っ子」の住吉大和(24)がGM長男のシンガー・ソングライター間慎太郎(42)作詞作曲の演歌「笑いにかえるから」をソロで歌って1月28日先行配信後、3月に初CD化することも決定し、即興で歌って生PRする一幕も。寛平GMは「慎太郎が大和の歌声を聞いて〝これは演歌やなぁ、僕は演歌を作った事がないけど1回やってみよう〟と興味を持ってくれて作ってくれた。大和が歌うと慎太郎が作った時に聞かせてくれたのと随分、曲の感じが変わってる」と手応えを示していた。

宝恵駕籠から沿道の人々に手を振る寛平GM

 その後、寛平座長は宝恵駕籠に乗り込み、大阪市浪速区の今宮戎神社に参拝。沿道の人々に愛嬌を振りまいた。

 (畑山博史)