フリーペーパー専門店「はっち」店内に構える、日本初のAIアート作品常設ギャラリー「REST(レスト)」が、6月で1周年を迎える。
著作権の問題など、AIや生成技術によって創作された作品を法的にどう位置付けるのかは定まっていない。そのため、AI作品を扱うギャラリーにはリスクが伴うと考えられ、いまだ表現の場が少ない状況が続いている。「AIアーティストが作品を発表できる居場所を守りたい」と、運営者の田中冬一郎さんは話す。

AI表現を巡っては、〝努力していない。AIに頼んだだけ〟という声もある。しかし、作品を仕上げるためには何度も細かな修正が必要となる。技術を要する職人のような作業は、繰り返し行うスケッチに近い。「作り手と出会う中で、AIアートは『人間との協働』と捉えていいのではと思うようになった」と田中さん。AIアートは鑑賞する側の理解が追い付かず、マーケットからは排除されているのが現状だが、芸術としての評価がこれから変化していく可能性を秘めている。

6月3日から30日までは、グループ展「花と雨のあいだで」を開催している。国内外94人のAIアーティストが参加し、展示作品は100点を超える。〝花〟と〝雨〟をモチーフに、それぞれの感性で儚い美しさを表現する。移ろいゆく季節をかみしめながら、二つの間にある物語に浸りつつ鑑賞できる。作家は原則無料で展示できる。
■AIアートギャラリーREST/大阪市北区中津3丁目17−5 UPCYCLE中津205/インスタ@aigalleryrest
