USJ拡張へ市有地を活用 日本製鉄跡地などで3者合意

 大阪市の横山英幸市長は9月1日の記者会見で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のパーク拡張に向け、隣接する此花区桜島の市有地などを活用する方針を明らかにした。市とUSJ、現在借受人である日本製鉄の3者で、拡張用地としての活用に向けた協議を進めることで合意した。

 対象となるのは、パーク北側に位置する約3.1㌶の市有地と、隣接する日本製鉄の所有地。現在は日本製鉄の工場建物の解体工事が進められており、2027年6月までに市有地部分が市へ返還される予定だ。市は土壌汚染調査などを経て、28年をめどにUSJ側と随意契約による賃貸借契約を結ぶ方針を示している。一部報道では最大3000億円規模の投資や大規模な敷地拡張とも伝えられるが、借地期間や賃料、具体的なアトラクション内容は今後の協議で詰める方針。なお、隣接する桜島エリアでは外資系の大型ホテル開発も進んでおり、拡張が実現すればベイエリア一帯の集客力向上が見込まれる。

 横山市長は、世界屈指の集客力を誇るUSJの拡張について「率直に素晴らしい話だと思う。大阪のエンターテインメントが新たなステージに進むのではないか」と歓迎した。万博や2030年のIR(統合型リゾート)開業を見据え、「経済波及効果は非常に大きく、ベイエリア全体の総合的なビジョンとも整合性が高い」と述べ、大阪・関西経済への効果に期待感を示した。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエントランスにある地球儀(編集部撮影)
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