大阪メトロ バス会社に96億円請求 万博EV不具合で契約解除 


 大阪・関西万博で輸送を担った電動バスに不具合が相次いだ問題で、大阪メトロがバス製造販売の「EVモーターズ・ジャパン(EVMJ、北九州市)」に対し、売買代金など計約96億円の返還を求める契約解除を通知したことが5月2日、分かった。EVMJ側は「解除は認められない」と反論しており、法的な争いに発展する見通しだ。
 問題となっているのは、大阪メトロが万博会場内外での運行用に導入したEVバス計148台。運行開始前から充電不良や走行中のトラブルが頻発し、大阪メトロは安全上の懸念から今後の使用を断念した。解除通知書では、不具合の原因が受注から納品までの全工程に及ぶと指摘し、ずさんな管理体制を非難している。
 一方、EVMJは4月に負債総額約57億円を抱え民事再生法の適用申請を明らかにしているが、先月30日付の声明で「契約解除は法的根拠を欠く」と主張。運用停止は大阪メトロ独自の判断であり、車両自体の安全性に問題はないとして、真っ向から対立している。

大阪・関西万博開場を走行した自動運転バス=2025年4月14日(撮影:田中庸介/アフロ)
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