Osaka Metro Group(大阪メトロ)は3月26日から、大阪市内の全24区で予約型の乗り合い交通「オンデマンドバス」の運行を開始する。新たに此花、大正、西淀川、淀川、東淀川、旭、住之江、西成の8エリアで社会実験として運行を始める。
オンデマンドバスは、決まった路線や時刻表を持たず、利用者がスマートフォンのアプリなどで予約すると、近くの乗降場所から目的地近くまで乗り合いで移動できる交通サービス。鉄道や路線バスを補う地域交通として導入が進められている。
同社は2021年3月、生野区と平野区で社会実験を開始。その後、エリア拡大を進め、現在は生野、平野、キタ、福島など5エリアで継続運行、都島、中央、西、港、天王寺、浪速、東成、城東、鶴見、阿倍野、住吉、東住吉の12エリアで社会実験を実施している。今回の拡大により、大阪市内すべての区で利用できる体制となる。
これまでの利用者は延べ約180万人。通勤や日常の外出のほか、暑さや雨など天候の影響を受ける場面、荷物の多い買い物や子ども連れの移動などでも利用されているという。
新規8エリアの運行期間は3月26日から翌年3月25日まで。予約受付は3月23日から開始する予定。運行時間は午前9時から午後7時まで。
運賃は大人210円、小児110円。専用のデジタル定期券は1エリア1か月5000円、2エリア共通で9000円。
乗降場所は、既存の路線バス停留所のほか、アプリ上で表示される「バーチャル停留所」を使用する。利用者は専用アプリ「eMETRO」やLINE、電話で乗車日の3日前から予約できる。

車両はワンボックスタイプで、定員3~8人。車いす利用者に対応した車両も導入し、地域の細かな移動需要に応える。現行のオンデマンドバス車両に加え、新デザインの車両も順次運行する予定。



同社は「鉄道、路線バス、オンデマンドバスを組み合わせ、大阪市全域で利便性の高い交通ネットワークの構築を目指す」としている。
詳細は公式URL(https://maas.osakametro.co.jp/odb/reserve/)へ。
