
スカイドライブ(愛知県豊田市)は9日、大阪・関西万博の会場内で空飛ぶクルマが飛行する様子を報道陣に初公開した。高度は約5メートル、飛行時間は3分50秒。パイロットは搭乗せず、自動制御とリモート操縦で運航された。現状では、20分の充電で20分の飛行が可能だという。エンジンではなく電動で飛行するため、騒音が少なく、環境に優しい未来のモビリティとして注目されている。今後は万博開幕日と期間中の7〜8月に運航を検討している。
同社の福沢知浩最高経営責任者(CEO)は「空飛ぶクルマを多くの方に知ってもらい、見てもらうことに大きな意味がある。日常的に空を移動する未来にワクワクしてもらいたい」と話していた。