大阪府は、特殊詐欺被害防止を目的に、高齢者が携帯電話等で通話しながらのATM操作を禁止する取り組みを8月1日より実施する。これらを盛り込んだ改正条例案を2月の府議会に提出する。成立すれば全国でも初の取り組みとなる。

改正条例案では、このほかに①金融機関に対し詐欺被害の恐れのある取引の警察への通報の義務化、②コンビニエンストアなどに対し5万円以上のプリペイド電子マネー販売時の被害確認の義務化、などを定めている。
加えて10月1日からは、金融機関に対して過去3年間にATM振り込みをしていない70歳以上の口座については、1日当たりの振り込み上限額を10万円以下に設定させる。