大阪・関西万博のシンボル 「大屋根リング」完成

1周がつながった大屋根リング。左奥には大阪府庁咲洲庁舎が見える=8月21日夕、大阪市此花区夢洲
1周がつながった大屋根リング。左奥には大阪府庁咲洲庁舎が見える=8月21日夕、大阪市此花区夢洲

 来年開催される大阪・関西万博のシンボルとなる「大屋根リング」が8月21日、一つの輪に繋がった。会場となる大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)に設置されたこの構造物は、1周約2㌔㍍、幅30㍍、高さ12~20㍍で世界最大級の木造建築物となる。

 万博協会の十倉雅和会長は、「大屋根リングは万博の理念を象徴する建築物であり、世界中からの来場者に楽しんでいただける」とコメント。

 リングの完成により、万博の準備は一歩前進し、今後は会場内の海外パビリオンの建設が本格化する見通し。全体の完成は25年2月を予定。開幕に向けて準備が進んでいる。