「お笑い」で距離を縮めるオープンハウス、吉本新喜劇とのコラボ公演で「ごひいきに!」

 大阪といえば「くいだおれの街」として知られる一方で、お笑い文化が根付く〝笑いの聖地〟でもある。食と笑いは大阪人の暮らしに欠かせない存在だ。そんな関西の文化に寄り添いながら地域とのつながりを深めようとする企業の取り組みが話題を呼んでいる。(西村由起子)

 オープンハウスグループ(本社:東京都千代田区)は4月25日、大阪市中央区のYES THEATERで「オープンハウスpresents オリジナル吉本新喜劇」を開催した。関西進出5年目を迎えた同社が展開する「すっちー&島田珠代のオープンハウスをごひいきに!プロジェクト」の一環で、関西を代表するエンターテインメントである吉本新喜劇とのコラボレーションが実現した。

 オープンハウスは近年、関西エリアでテレビCMを積極的に展開。CMキャラクターには吉本新喜劇で人気を集めるすっちーさんと島田珠代さんを起用し、不動産会社という堅いイメージを和らげながら、関西の人々に親しみを持ってもらう取り組みを進めている。今回の公演はその象徴的な企画と言える。

 舞台は公園近くのラーメン屋台とオープンハウスを舞台にしたオリジナルストーリー。幕開けでは、すっちー扮する「すち子」が新喜劇名物のアメまきを披露し、会場は早くも笑いに包まれた。

 一方、島田珠代さんは失恋をきっかけに仕事への情熱を失ったオープンハウスの元トップ営業社員役として登場。「パンティーテックス」「壁激突」などおなじみのギャグを次々と披露し、観客を大いに沸かせた。

 記者にとっても観客にとっても新鮮だったのは、オープンハウスグループの社員3人も舞台に出演した点だ。警察官役や社員役として新喜劇メンバーと掛け合いを繰り広げ、観客から温かい拍手が送られた。劇中には、同社が発表した「2027年新卒営業職の初任給40万円」といった話題も自然に盛り込まれ、会場の関心を集めていた。
 公演後には島田さんが「二枚目をやらせてもらってありがとうございました」と笑顔であいさつ。「ショートカット姿で、ちょっと深津絵里さんを意識しました」と語り、最後まで会場の笑いを誘うことを忘れない。

 また、警察官役として出演したオープンハウスの三角祐弥次長は、NSC大阪39期生だったことを明かし、「初めての経験で緊張しましたが、新喜劇の皆さんがおもしろくしてくださる安心感がありました」とコメント。社員役を務めた角田優馬さんもNSC大阪43期生で、「人生で一番緊張した」と振り返りながら、「憧れの舞台に立ててうれしい。夢のある会社です」と笑顔を見せた。

 関西進出から5年。オープンハウスは住宅や不動産を提供するだけでなく、地域に根付く文化への理解を示しながら認知度向上を図りたい考えだ。今回の吉本新喜劇とのコラボレーションは、関西の人々との距離を縮めようとする同社の姿勢を象徴する取り組みとなった。

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