関東のディスカウントスーパー オーケーが関西初進出へ

東大阪市内にオープンする「オーケー高井田店」の外観イメージ

東大阪市に1号店 11月下旬の開業

 東京や神奈川など関東地方の1都3県にディスカウント・スーパーマーケット155店舗を展開するオーケー(二宮涼太郎社長)が11月下旬、東大阪市高井田に関西では初出店となる「オーケー高井田店」をオープンする。

 建物は地上5階、地下1階建てで、売り場面積は2545・95平方㍍。5階には同社の関西事務所も併設する。駐車場は192台。

 オーケーの特徴は「エブリデイ・ロー・プライス」で、毎日が特売価格であること。「万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせ下さい。値下げします」のポスターを掲げ、ナショナルブランド商品については地域最安値を目指す。競合店の価格より高い場合は「対抗して値下げしました」のポップを取り付け、値下げして販売する。

 「関西のお客様にも『高品質・エブリデイ・ロー・プライス』を体験してもらい、熱烈なファンとなっていただけるよう社風の『極めて謙虚で、極めて誠実、極めて勤勉』を心掛けていきたい」と話している。

 同社は2021年、関西の老舗スーパー「関西スーパー」の買収を表明し、大阪でも話題となった。最終的には阪急百貨店や阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングとの争奪戦に敗れた。

 高井田店については、東大阪市が保有する土地を22年10月に入札で獲得。関西エリアの旗艦店として開店準備を進めているほか、同社によると「今後も関西エリアでの積極出店を計画している」という。