茨木市の新規就農者3人を初支援 日本公庫、融資で農業経営の立ち上げ後押し

 日本政策金融公庫大阪支店は10月21日、茨木市が運営する就農支援塾「あぐりば」の卒業生3人に対し、新規就農に必要な資金を融資したと発表した。同塾の卒業生への金融支援は初めて。市や大阪府と連携し、農業経営の立ち上げを後押しする。

 融資を受けたのは、海外優(かいがい・ゆう)さん、斉藤武士(さいとう・たけし)さん、中目紗希子(なかめ・さきこ)さんの3人。海外さんは野菜と果樹、斉藤さんと中目さんは野菜と水稲をそれぞれ生産する。融資には、新たに農業経営を始める人を対象とした「青年等就農資金」を活用した。

就農支援塾「あぐりば」の卒業生、中目紗希子さん。野菜や水稲の栽培に取り組む(茨木市)

 あぐりばは、地域農業の担い手不足を解消し、新たな人材を育成するため、茨木市が2024年度に創設した就農支援塾。市内で農業を目指す非農家を対象に、栽培技術や農業機械の操作、農業経営、販売方法などを実習や座学を通じて教える。卒業後も、認定新規就農者の認定取得や農地のあっせんなど、就農に向けた支援を続けている。

 同市では、2023年度までの認定新規就農者は年間平均1人程度だったが、あぐりばの開講後、25年度には13人に増加した。

 今回の融資では、日本公庫が事業計画の立ち上げ段階から茨木市や大阪府と情報を共有。関係機関が栽培技術などの助言を行い、連携して就農計画の実現を支援した。

 日本公庫は今後も新規就農者への金融支援を通じ、地域農業の活性化と持続的な発展を目指す。

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