恐怖を楽しみ、才能を世に ホラーイベント「呪霊苑」にファン集結

 短編映画からコスプレ、怪談、〝呪われた〟グッズまで―。ホラー文化を一堂に集めた総合イベント「第2回 呪霊苑(じゅりょうえん)」が8月11日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれた。会場には思い思いの装いをしたホラーファンや映像関係者らが集まり、夏の一日を恐怖で楽しんだ。

「呪霊苑」のフォトブース

 昨年に続き2回目。「第2回呪霊苑短編ホラー映画祭」では全国から応募された作品の中から「ナイトルーティーン」「供花の子」「FAAAWWW!!!」など入選10作品を上映した。「らせん」「NIGHT HEAD」などで知られる飯田譲治監督を迎え、ホラー作品をスクリーンで楽しむ時間も設けられた。映画、菓子、グッズ、コスプレと、ジャンルの垣根を越えてホラーを楽しめるのが呪霊苑の特徴だ。日常に潜む違和感を描いた作品から、怪異や人間の狂気に迫る作品まで、短い上映時間の中でそれぞれ異なる〝怖さ〟を表現した。

昨年の映画上映の様子=主催者提供

 会場には、お化け屋敷などで実際に使われたという不気味な小道具や妖怪の造形物がずらり。長い手足を持つ妖怪「足長手長」の姿もあり、来場者が足を止めて写真に収めていた。一方、かわいらしくデフォルメされたホラーキャラクターのグッズも並び、「怖い」だけではないホラーの幅広さを感じさせる。

長い手足を持つ妖怪「足長手長」
かわいらしくデフォルメされたホラーキャラクターのグッズ
映画「ソウ(SAW)」の連続殺人鬼のジグソウと貞子のコスプレを楽しむ参加者

 ひときわ目を引いたのが、ホラースイーツ専門店「中西怪奇菓子工房。」のブースだ。リアルな指をモチーフにした「指クッキー(500円)」、指を抱えた「もぎ取るくんクッキー(350円)」など、ぎょっとする見た目ながら、こか愛嬌のある菓子が並ぶ。「怖いけれど、かわいい」と商品を手に取る来場者の姿も見られた。

「中西怪奇菓子工房。」の指を抱えた「もぎ取るくんクッキー(350円)」
リアルな指をモチーフにした「指クッキー(500円)」

 今回は、8月14日公開の映画「レディ・オア・ノット2」のPRブースも登場。同工房は同作とのタイアップスイーツ「ブラッディ・ウェディングケーキ―赤く染まる花嫁―(930円)」も考案。真紅のベルベットケーキなどで血に染まったウェディングドレスを表現した一品で、神戸・旧居留地のカフェ「ニューラフレア」で販売(なくなり次第終了)されている。映画館のシネ・リーブル神戸とも連動するなど、ホラーイベントを起点に映画や飲食店へと楽しみが広がっている。

映画「レディ・オア・ノット2」のPRブース
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