新築マンションの価格高騰が続く中、今注目を集めているのが「中古+リノベーション」という住まい選びだ。中古マンションを購入し、自分好みに改装することで、コストを抑えながら理想の住空間を実現できるとして人気が広がっている。リノベ事業者の新たな取り組みを取材した。

高騰を続ける新築マンション
新築分譲マンションの高騰が止まらない。不動産経済研究所が発表した今年2月の大阪市内の新築分譲マンション平均価格は8052万円。前年同月比96・8%増と驚異的な伸び率だ。
一般的に住宅ローンの年収倍率は7倍が目安と言われている。国税庁の民間給与実態統計調査(令和6年分)によると、給与所得者の平均給与は478万円。頭金がない場合、購入可能額の目安は3300万円程度となる計算だ。夫婦や親子2人のペアローンで住宅ローンを組んだとしても、市内の新築マンションは手が届かない水準になってきている。
中古+リノベがトレンドに
そこで今注目を集めているのが、新築よりも割安な中古マンションだ。築年数やエリアなどによって条件は大きく異なるが、新築に比べて3~5割程度割安な価格で販売されている。
新築マンションの高騰が著しい首都圏では、2016年に中古マンションの販売戸数が新築マンションを抜き、以降も中古マンション市場が拡大を続けている。近畿圏でも同様に、20年に中古の販売戸数が新築を上回った。
中古マンションを購入し、水回りの刷新や間取り変更などのリノベーションを施して、新築同様の快適な住まいを実現するスタイルが広がっている。

初めてでも安心の「規格型リノベ」
とはいえ、「リノベーションと言われても、何をどうすればいいのか分からない」という人も多いのではないだろうか。そんな声に応えるべく開発されたのが、和光ホームズの「Refit(リフィット)」による規格型リノベーション「Fit:style」だ。
Fit:styleは、構造躯体はそのままに、キッチンや洗面台、トイレなどの水回りをはじめ、フローリング、クロス、建具、収納、間取り変更まで、標準的なリノベーションをパッケージ化したサービス。まるで洋服をコーディネートするように、カタログの中から好みの素材やカラーを選ぶだけで、おしゃれな空間に仕上がる。特別なセンスや専門知識がなくても、自分らしい住まいづくりを楽しめるのが特徴だ。

特に画期的なのが、広さに応じた金額設定を採用しており、簡単に見積もりができる点。「総額いくら」と提示された金額で、すべての設備が標準でそろう。マンションリノベーションの過去の参考プランでは、70平方㍍で800万円(税込)程度だったという。

Refitでデザイナー兼インテリアコーディネーターを務める安本美貴さんは、「価格高騰の時代でも、気軽にデザイン性の高いリノベーションができることを知ってもらえれば。グループ内に不動産仲介会社もあり、物件探しからサポートいたします」とアピールしている。
<取材協力>Refit(運営:和光ホームズ)/大阪市阿倍野区阿倍野筋2−1−15 アートキューブ高橋ビル3階/電話(0120)696609/9:00〜19:00/火・水曜定休
