「お見合い塾」塾長・山田由美子さん 婚活の実態に迫る!!【前編】「今日が一番若いんやでっ!」


 「少子化対策や待機児童ゼロ作戦も大切ですが、私は仲人として、『結婚問題』が一番重要と考えます。いつか結婚できると思ったら大間違い。今日が一番若い――。人生出会ったもん勝ち」と話すのは、結婚相談所・お見合い塾塾長の山田由美子さん。結婚活動、いわゆる婚活について山田さんの本音に迫ってみた。今回は、その前編を紹介する。

お見合い塾塾長の山田由美子さん

――そもそも「お見合い」とは。
山田 私が仲人になった30年くらい前は、「お見合い=見て合わすお見合い」でした。お母さんが自分の家の状態を知っている近所の“おせっかいおばさん”に「誰かいい人を」と「釣書」を持っていき、お願いしたものです。
 仲人さんはお家の状況を知っているので、ある程度「家庭環境が合う人」を紹介し、料亭のような食事を絡めた場所で、お母さん、仲人、本人とでお見合いをしたものです。でもこれは仲人への信頼などがあり、1度で決まるからそういう食事を絡めてのお見合いが組まれたということです。
 昔は一人二人紹介したらすぐ決まっていたのですが、それは本人が25歳くらいだったことというのも要因です。20代でまだ恋愛をしていないので、親が「お見合い相手の人は良い人だ」と言ったら本当に良い人のように見えて結婚が決まっていました。

――では、現在のお見合い状況は。
山田 現在のお見合いは、「お見合い=見て合わすお見合い」から「お見合い=見て愛するお見合い」に変わっていきました。女性も、自分の仕事が優先でいつかは結婚できる、と考えることが多く、だんだん婚活をする年齢が上がっています。
 あとは、本人が相手との相性が合うかどうかより、まずは理想や希望を伝える「お見愛」になってきました。たくさんの人を見て自分で選びたい、という時代ですね。これがもちろん、悩みにも変わっていきます。女性も男性も自分の考えで、合うか合わないかより、誰が見ても良い男・良い女を選び、そこが後の苦労になってきました。
 今は「少子化問題」「待機児童ゼロ作戦」と取り上げられていますが、私は仲人として、結婚問題が一番重要だと思います。いつか結婚できると思ったら大間違いです。今日が一番若い――。人生出会ったもん勝ちです。みんな昔のように25歳くらいで結婚できれば、子どもは増えるし、まだ両親が若いので、両親は孫を見る第2の人生を過ごせます。結果的に、少子化問題も待機児童ゼロもなくなると感じます。
 いったい未来はどうなるのでしょう――。今やAIで決める結婚相談所を国が率先してやっている時代です。何億円かけて、成婚はしているのでしょうか?ほとんどしていないという結果です。こればかりは「心」が必要だと思うので「仲人」「結婚相談所」は必要だと思いますけどね。

――マッチングアプリが盛況です。
山田 2010年「婚活」という言葉ができ、みんなが結婚をする時代になってきました。結婚相談所が恥ずかしいと言う人がたくさんいたのですが、「婚活=結婚活動」が公になり、もう自分では結婚できない、という人が私のセミナーに大勢来ました。多い時で、月に4000人の入会がありました。
 ところが、2020年からのコロナ禍と同時に「マッチングアプリ」が流行り出しました。結婚相談所のお見合いでは、お見合いがなかなか組めない状況の人たちが手っ取り早く自分たちで婚活できる「マッチングアプリ」を使うことが増えてきました。
一方で、マッチングアプリでは毎月のように事件も同時進行していきます。既婚者、年収が無かった、ホテルに直行、デート商法、詐欺等々……いろんな事件が目に留まります。  (つづく)

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