コンセプトは「新大阪駅2階でのワクワク感。日常の中の小さな楽しみ、地域に根差したアルデがあるで」
JR新大阪駅直結の商業施設「アルデ新大阪」が、開業10周年を記念した企画「アルデあるある感謝まつり」を開催している。実施期間は昨年10月から今年3月までの半年間。いよいよ最終月となる3月を前に、これまでの取り組みを振り返りつつ、クライマックス企画の全容が見えてきた。通勤や通学の途中で何気なく立ち寄る人、日常の買い物に訪れる近隣住民、出張や旅行の合間に利用する人、幅広い利用者に支えられてきた10年間への感謝を、さまざまな形で届けている。
実は地元利用が多い〝日常の商業施設〟
アルデ新大阪は、JR新大阪駅の2階にあり、1日あたりの利用者数は平均約2万4千人にのぼる。「旅の途中の施設」というイメージを持たれがちだが、実際は少し違う。施設の来館者アンケート調査によると、地元利用者と遠方からの利用者の比率はおおむね6対4だという。
仕事帰りに夕食のおかずを選んだり、週末に家族への手土産を探したり。生活の延長線上に自然と溶け込み、「ちょっと寄っていこうか」と思わせてくれる存在として親しまれている。
感謝の気持ちをカタチに
昨年は大阪・関西万博もあり、会期中は国内外から多くの来訪者で賑わった。一方、万博閉幕後の10月からは、日頃から利用してくれる地元客への感謝をより強く意識し、10周年の節目にふさわしい企画を順次実施している。
通勤や通学で駅を利用する人にとって、アルデ新大阪は〝通り道〟になりがちだ。そこで施設側は、知らなかった店舗との出会いや、ふと足を止めたくなるワクワク感を提供し、日常の中に小さな楽しみを増やすことを目指している。

10~2月に感じた成果と手ごたえ
10月には、JR西日本グループ共通のポイントサービス「WESTERポイント」の10倍キャンペーンを実施。これまで最大6倍だったポイント付与を、10周年にちなみ10日間限定で10倍に引き上げた。大胆な企画は大きな反響を呼び、「いつもよりワクワクした」「ポイントが増えてうれしい」といった声が寄せられた。
11月はPayPayクーポン企画で再来館を後押し。12月の宝くじ企画、1月のガラポン抽選会では、レシートを集めて参加する仕組みを導入した。販売促進担当の山本一徳さんは「ガラポンは回を重ねるごとに浸透し、今回は過去最多のレシートが集まりました」と笑顔を見せる。
今回のガラポンでは、各テナント協力による「店舗賞」も新設。店舗の商品が景品に加わり、当選の楽しみが広がった。販売促進担当の宇野環美さんは「景品をきっかけに、新しいお店を知ってもらえたのがうれしい」と話す。景品の受け取りを店舗で行う仕組みにしたことで、スイーツを追加購入して家族への手土産にする姿も見られたという。
施設共通のお買物券も1等1万円分を50本用意するなど内容を充実。友人同士や職場単位での利用も想定され、ちょっとした交流のきっかけにもなった。SNSでは当選報告やポイント数を紹介する投稿があり、反応の広がりも感じられた。




記念メニュー・商品が並ぶ3月企画
「アルデあるある感謝まつり」の締めくくりとなる3月は、記念メニュー・商品の期間限定販売が目玉だ。期間は3月1日(日)~10日(火)の10日間。各テナントが工夫を凝らし、「10セット」「1000円」「10%オフ」「10日間限定」など、10周年ならではの仕掛けを用意する。
例えば、串かつだるまでは人気商品の10本セットを提供。東洋亭では、過去に好評だった「マルゲリータ風ハンバーグ」が復活する。どれも今だけの特別企画で、常連客にとっても新鮮な体験になりそうだ。
参加店舗は以下の通り。
大阪新世界元祖串かつだるま、ミスタードーナツ、美々卯、ローマ軒、旅弁当 駅弁にぎわい、グリルキャピタル東洋亭、近江スエヒロ新大阪茶屋、プレスバターサンド、プロント、コカルド、おきな昆布、鶏太郎、OBENTO とんかつKYK、たこ焼き道楽 わなか、ブックスタジオ、イノセンス、エピソード――の17店舗。詳しくは、同施設の公式URL(https://www.arde-shinosaka.jp/)へ。


ここに来たら何か〝あるで〟を追求
山本さんは「お客さまの声が聞ける貴重な場。いただいた声を3月企画や今後につなげたい」と語る。各企画には約1000人が参加し、地元のリピーターも着実に増えてきた。10周年を機に登場した大阪のおっちゃん・おばちゃんをモチーフにしたキャラクターも、その思いを象徴する存在だ。
宇野さんは「『ここに来たら何か〝あるで〟』と期待してもらえる場所でありたい」と話す。日常に寄り添いながら、ふとした瞬間に楽しい驚きやワクワクを届ける施設づくりを目指していく。
■アルデ新大阪/大阪市淀川区西中島5-16-1 新大阪駅2階
