毎年7月16日の誕生日になんがグランド花月で落語会を開催している六代桂文枝。82歳になった事から、これまでの桂三枝にちなむ愛称・サニーから年齢に引っかけたハニーに改称することを宣言。「華麗なる独演会」を米朝事務所から桂南光と桂米団治をゲストに招き開いた。

開演前、取材に応じた文枝は日本人男性平均寿命81・09歳超えた事に関して「東京では桂米丸師匠(昨年99歳で死去)が長く活躍されておられましたから実感はないんです。100歳まで創作落語を書き続け500本まで行くのが夢。取りあえず一回り上で今年94歳の大村崑先生までは頑張ります」と決意新た。

今回新たに生成AIによる動画を新たに取り入れて45年前の創作落語「生中継・源平」をリニューアルし口演。屋島の戦いで那須与一が平家の的扇を射貫くシーンで「現場から芸能レポーターが実況中継したら」という設定だが、今では現場突撃型芸能レポーターの存在自体が過去となり内容も令和に合う形に組み替え。


できたての新作創作「Mango」も披露し、「今日の2作は他でも掛けてるんです。最近は時々パッとネタの中の名前が出てこない時がありますから。稽古してると慣れて中身もドンドン面白くなってくるんで」と意欲衰えず。
(畑山 博史)