
千里阪急ホテル(豊中市)の夏恒例「プールサイドビアガーデン」が、今年も6月27日からスタートする。ライトアップされた屋外プールを囲みながら、開放的な空間で食べ飲み放題を楽しめる人気イベント。今年は、来年3月の営業終了を控えた〝最後の夏〟となり、例年以上に力を入れた内容で開催されている。
1970年の大阪万博とともに誕生した同ホテルは、「街と森をつなぐ全天候型リゾートホテル」として50年間、千里中央のシンボルとして親しまれてきた。梅田から地下鉄で約20分、大阪メトロ・北大阪急行「千里中央駅」から徒歩3分とアクセスもよく、結婚式や記念行事の場としても多く利用され、地域に深く根づいてきた。施設の老朽化などを理由に、来年3月30日の宿泊利用を最後に閉館。大阪・関西万博の終わりを見届けるかのように、その歴史に幕を下ろす。
ラストイヤーとなる今夏は装飾や料理をパワーアップ。プールサイド全体を彩る照明演出や、鉄板を使ったライブ感のある料理提供など、五感で楽しめる仕掛けが施されている。スタッフも〝最後の夏〟に感謝の気持ちを込めて、訪れる人々をもてなしている。

ビアガーデンの営業は8月31日まで。大人5800円、子ども3000円(4歳〜小学生)で、時間無制限の食べ飲み放題を提供。営業時間は午後5時半~同9時(日曜・祝日は午後5時~同8時半)。