大阪メトロは7月16日、河井英明会長(71)が同日付で辞任し、非取締役の相談役に退いたと発表した。大阪・関西万博に向けて購入した電気自動車(EV)バスに不具合が相次ぎ、多額の損失が発生したことに対する事実上の引責辞任となる。
同社は万博の会場アクセス用などにEVバスを190台購入したが、ブレーキの不具合などトラブルが頻発し、閉幕後の路線バスへの転用を断念した。これにより補助金返還を含め約67億円の特別損失を計上する見通し。
河井氏はバス購入当時の社長で、今年6月末に会長に就任したばかりだった。経営責任を明確化するため、当時の交通事業本部長ら取締役2人も辞任や降格となった。
大阪メトロ会長が引責辞任 万博EVバス損失で
