【箕面】箕面自由学園チア部の報告会が〝ふるさと納税〟返礼品に

 全国大会常連の名門チアリーダー部が〝ふるさと納税〟に。箕面自由学園高等学校(豊中市、田中良樹校長)は、箕面市のふるさと納税返礼品として、同校チアリーダー部の活動報告会への参加チケットを新たに登録。11月30日に学内「桂門ホール」で開催する「JAPAN CUP2025 日本選手権大会」報告会の観覧が可能となるもので、地域振興と学校PRの両立を狙った新たな取り組みだ。

 返礼品のチケットは、現地参加とオンライン参加の2種類。現地参加では、限定Tシャツと生徒の直筆メッセージ付きのSS席(4万円)をはじめ、1人用・ペア・親子用の各席(1万5000~3万円)を用意。オンライン配信は5000円で観覧可能。すべて楽天ふるさと納税のサイトから寄付申込が可能となっている。

 報告会では、チアリーダー部が今夏に挑む「JAPAN CUP2025」の様子をまとめたドキュメンタリー映像の上映に加え、ふるさと納税限定の演目を披露。SS席の来場者には、当日限定の記念Tシャツも配布される。所要時間は約1時間を予定しており、地域住民はもちろん、全国のファンにも見応えある内容となっている。

 同校チアリーダー部は1991年に創部し、現在は64人が在籍。全国大会での優勝経験も豊富で、「JAPAN CUP」での優勝24回、「全国高等学校選手権大会」での17回、「全日本選抜選手権大会」でも2度の日本一に輝くなど、国内でも屈指の強豪校として知られている。

 また、競技大会だけでなく、地域のイベントにも積極的に参加しているのが特徴だ。北大阪急行の延伸記念イベント、キューズモールでのスマイルチアフェスタ、市内での献血活動支援、小中学校の行事出演、プロバレーボール・サントリーサンバーズ大阪の応援活動などを通じ、明るく元気なエネルギーを地域社会に届けている。

 同校チア部は「箕面から世界へ」をスローガンに、技術だけでなく人間力・チームワーク・コミュニケーション力の育成にも力を入れている。報告会の返礼品化を通じて、全国の支援者やOB・OG、地域住民とのつながりをさらに深めたい考えだ。

 同学園では今後、来年冬に予定しているチア部の練習見学会の参加チケットについても、ふるさと納税の返礼品に登録する方向で準備を進めている。地域密着と次代の育成を両立する新しい学校運営の形として、注目を集めそうだ。