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赤ちゃん連れも安心 コンビが万博に育児支援200台寄贈

 ベビー用品メーカーのコンビ(東京都台東区)の子会社・コンビウィは、乳幼児を連れた来場者の利便性向上を目的に、大阪・関西万博に対しトイレ設置用のベビー用椅子と貸出用のベビーカー計200台を寄贈した。

 寄贈されたのは、トイレ内に設置するベビー用椅子「Combi ベビーキープ・スリム」100台と、施設専用に開発された「Combi 施設用ベビーカー」100台。展示施設内や休憩所などに設置され、ベビーカーは東西のベビーセンターで貸し出される予定だ。

 ベビーキープは、使用対象月齢が生後5カ月から2歳半まで。柔らかなクッションで後頭部を保護する独自形状を採用している。

 一方、施設用ベビーカーは生後1カ月から4歳までの子どもに対応。清掃が容易な合成皮革のシートを採用し、耐久性にも優れる設計。

 同社は「赤ちゃんを育てることが楽しく幸せだと思える社会をつくる」をビジョンに掲げ、ベビー用椅子やおむつ交換台などの開発・提供を通じて、育児環境の整備に取り組んできた。今回の寄贈は、万博の趣旨に賛同し「すべての来場者が快適に過ごせる会場づくりを後押ししたい」との思いから実現した。