NHK夜ドラ「バニラな毎日」(主演 蓮佛美沙子/永作博美/木戸大聖ほか)が1月20日から月曜から木曜の午後10時45分から15分間、8週(全32話)に渡り放送される。
ドラマの舞台となったのは、大阪メトロ「蒲生4丁目」駅が最寄りの蒲生4丁目付近、通称「がもよん」。若宮八幡大神宮や城東商店街をはじめ、古民家が集まるエリア一体で10月中旬から撮影が行われた。「古民家を再生させる『古民家再生プロジェクト』があるパワーあるこの場所がドラマとリンクしドラマの舞台にぴったりだと思いました」と制作統括の熊野律時さんは話す。
ドラマのあらすじは、大阪の小さな洋菓子店の厨房で繰り広げられる、小説「バニラな毎日」を原作としたヒューマンドラマ。本格フランス菓子のパティシエとして修業を積んだ主人公の白井葵(蓮佛美沙子)が、大阪で夢だった自分の店を開業。しかし、経営はうまくいかず店を閉じることに…。
そこへクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)が現れ、ここで〝たった一人のためのお菓子教室〟を開くと言い出す。不思議なお菓子教室にやってくるのは、心に痛みを抱えた人たち。そんな人たちとの関わりを通じて、白井も自分を見つめ直していく。
「明日の自分さえ分からないのに、今、幸せになれる。お菓子の力ってすごい」甘いお菓子と共に、固くなった心もほどけていく、じんわり心温まるストーリーとなっている。
主人公・白井を演じた蓮佛美沙子さんは「否が応でもがんばらなくてはならない、立ち止まることが許されない現代で、ほんの少しでも、甘いバニラの香りと共に〝誰でもない自分〟になれたら、そこから得られるパワーって実はすごいんじゃないかな。と思う日々です」とがんばりすぎている現代人に向けてメッセージを送る。