地域

まさしく〝砂かぶり〟 鳥取とヨルダンの「砂同盟」締結!?

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鳥取砂丘の砂10トンと、「ワディ・ラム砂漠」の赤い砂22トン

 大阪・関西万博で「砂」にまつわる展示を行っている鳥取県とヨルダンが、4月23日に「サンド・アライアンス(砂同盟)」を結び、その締結式が行った。

 鳥取県は「関西パビリオン」内に出展しており、鏡が張り巡らされた部屋に鳥取砂丘の砂約10トンを敷き詰めた「鳥取無限砂丘」を展示している。そしてヨルダン館では、「ワディ・ラム砂漠」の赤い砂22トンを敷き詰め、壁や天井には同地域の星空をイメージした映像を投影している。

 どちらも、現地の砂を大量に持ち込んでいることが最大の売り。まさしく〝砂かぶり〟だと、以前からSNSなどで既に話題になっていたが、それを逆に活用して双方の交流を図っていこうという考えだ。

コラボイベント「砂ンプラリー」を計画

 締結式には、鳥取県の平井伸治知事とヨルダン館政府代表代行のシファ・ズグール・ハッダードさんさんが出席。友好の証として、互いの砂とご当地キャラのぬいぐるみを交換した。今後は、スタンプラリーならぬ「砂ンプラリー」を実施するなど、互いのパビリオンを紹介しあえるような仕掛けづくりを行っていく予定。

5月7日にはサウジアラビア館とも同盟

 鳥取県とヨルダン以外にも、砂にまつわる展示をしているパビリオンは多い。平井知事は「万博は地方自治体にとって各国と友好関係を結べる大きなチャンス。どんどん砂同盟の仲間を増やしていきたい」と話す。さっそく5月7日にはサウジアラビア館とも同盟を結び、どんどん「砂の輪」を広げている。