白い四角を積み上げたような英国パビリオン。白い四角は積み木を表現しているそうで、アイデアを積み木に見立てたストーリーを映像を使って紹介していく内容になっている。
パビリオン内に進むと、積み木のPixと女の子が会話をする形で話を展開させていき、Pixがイギリスの近代の発展の歴史を解説していく中で、アイデアを積み重ねることで、何か形になるものができ上がり、それが結果として大発明や世紀の発見に繋がったりするので、アイディアを思いつくことがとても大事だと繰り返し語りかけている。
その内容をわかりやすくするために、積み木が複数集まって様々なものに変化していくプロセスを例えとして、アイデアもたくさん集まることでそこから何かが生まれるということを表現している。
パビリオン全体では「Come Build The Future(ともに未来をつくろう)」というメッセージを世界に向けて呼びかけている。
実際に館内を巡ると、全体が4つの空間に分かれていて、最初にPixと女の子が出会い話がスタートし、その後は各部屋で違った映像やプロジェクションマッピングを見ながらイギリスの発展の歴史などを学んでいく。実現不可能と思えるようなアイデアを思いつくところから全てが始まり、そこからアイデアが集積して何かが生まれるのだと、説明していて、子どもたちにとっては学びの多いコンテンツになっている。
全てを見終わると1階へ移動してギフトショップを経て外へ出るのだが、1階へ降りる前に2階に秘密基地のような場所がある。
「Johnnie Walker」というカフェバーで、名前の通りあらゆる種類の「Johnnie Walker」が置かれている。朝9時から営業しているとのことだったので、来場とともにここへ来て飲み始めることも可能。
大々的に宣伝しているわけでもないので、知る人ぞ知る隠れ家的な存在で、静かに飲むのもいいが、疲れた時に家族で一休みしに訪れる場所としての穴場スポットとして良いかも。アルコール以外にもソフトドリンクなどもあるので子連れでも大丈夫。場所はパビリオン内の2階になるが、ここに来るのにパビリオン見学の列に並ぶ必要はなく、直接2階へ上がってきてそのまま入店できるのもうれしい。
また、この日は英国のナショナルデーだったので、パビリオンの前にある庭ではピーターラビットやひつじのショーンが登場して、訪れた人たちと一緒に記念写真に収まっていた。ちょうどミャクミャクも現れてひつじのショーンとダブルでの対応は見ものだった。
会場内全体では午前中に大屋根リングの上でのパレードがあったり、各ステージでは1日中音楽パフォーマンスが行われ、そしてシャインハットでのオーケストラによる記念コンサート演奏などもあって、盛りだくさんのイベントで楽しめた英国ナショナルデーだった。