大阪着物プロジェクト、着物イベントを2月16日に開催

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「新しい着物文化を、大阪から創出を」

 「新しい着物文化を、大阪から創出していこう」と、大阪着物プロジェクト(高森伸子代表)は、着物の魅力を多角的に紹介するイベント「新時代の着物文化」を、2月16日午後3時から大阪市北区中之島の大阪市中央公会堂大集会室で開く。

 1965(昭和40)年代以降、日常着としての着物離れが年を追うごとに進んでおり、全国の呉服店数で見ると、2014年の登録件数で約1万4000店舗あったのが、8年後の22年には、約9200店舗に減少している(NTTタウンページ調べ)。毎年約600店舗が店じまいを余儀なくされている。

 そうした中、22年に発足したのが同プロジェクト。お母さんたちが中心のメンバーで、「日本文化の象徴である着物を、もっと気軽に楽しんでもらえるように」と、これまで毎月のように、着付け講座や〝和装お出かけイベント〟などを行いながら、着物愛好者の輪を広げてきた。

 同プロジェクトにとって最大のイベントとなる「新時代の着物文化」は1000人を超す集客を目指しており、開催に向けて多くの個人や、大阪府美容生活衛生協同組合などの団体が協力。昨年12月にクラウドファンディングで、イベント運営資金の支援金募集を開始ししたところ、1ヵ月余りで30万円の目標金額を上回る404000円が寄せられた。

 当日の主なプログラムは、第1部で、自著『帯結ばない帯結び』が評判のayaayaさんが出演し、簡単に楽しく着付けができる方法などを紹介する。第2部は渋谷幸子さんの「着物道」と題する講演があり、半世紀近くに渡り、愛情を注ぎ続けた着物道と人生について語る。

 このほか、一般モデルが出演の「KIMONOファッションショー in大阪」、オカリナ奏者・さくらいりょうこさんのステージ、キッチンカーの出店なども予定されている。入場料は前売り2500円、当日3000円。

 問い合わせは電話06(6624)2234、大阪着物プロジェクトへ。

「新時代の着物文化」を紹介するチラシ