パナソニック インフォメーションシステムズ(守口市)と京都女子大学(京都市東山区)は12月4日、モノがインターネットにつながるIoTデータを活用し、くらしを豊かにする方法を考えるワークショップを、Panasonic XC KADOMA(パナソニッククロスシーカドマ=門真市元町)で行った。
学生らは分析したデータをビジネスへ適用し、実践的なアイデアを生み出す中で、自ら考え、提案するスキルを習得するのが狙い。
当日は、同大学のデータサイエンス学部2年生9人が参加。パナソニックISの社員らを前に2チームに分かれ家電製品のセンサーが取得した情報を活用するアイデアを発表した。
子育て中の女性をテーマにしたチームの「A Better mother life、A Better child life」は、①冷蔵庫が食品チェック、②カメラで赤ちゃんを見守る、という子育ての負担を軽減する提案を行った。
単独高齢者世帯の課題に着目したチームは、冷蔵庫内のカメラや重量センサーで食品消費データを収集し、アプリに記録、介護・医療機関と共有することで、健康管理とサポートを行うという提案を行った。
同学部の中村智洋教授は「今回の産学連携を通じ、女性が少ないデータサイエンス分野でイノベーション推進・社会リーダーとして新しい価値創出に貢献できる人材としての活躍を願っている」と述べた。
■パナソニック インフォメーションシステムズ/守口市八雲中町3丁目1