自転車ヘルメット努力義務化 死亡事故の約6割が頭部に致命傷

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 改正道路交通法の施行により、4月から、年齢を問わず、自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務となる。これまでは、13歳未満の子どもを対象に、保護者がヘルメットを着用させるよう努めなければならないとされていていた。近年、コロナ禍の影響で自転車通勤が増えるなど、自転車の利用者数が増えており、ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると、約2.2倍も高くなっていた。

 警察庁によると、2021年の自転車関連事故の件数は6万9694件で、前年より2021件増加。また、2017~21年に自転車の乗車中の事故で死亡した2145人のうち、約6割の1237人が、頭部に致命傷を負っていた。

警察庁:乗車用ヘルメット着用促進リーフレット

警察庁:交通安全啓発リーフレット