全国大会の予選も兼ねて10月27日に開かれた全関西空手道選手権大会(新極真会 大阪東部支部)のステージで、来年の大阪・関西万博に新極真会が空手の大演舞会を開催することが明かされた。日程は来年9月29日。万博会場内のEXPOアリーナ「matsuri(まつり)」で1万人を収容して行われる。
大阪・門真市の東和薬品RACTABドームで開かれた大会の終盤、万博をPRするステージが設けられ、ラジオDJでタレントのU.K.さんが司会者として登場。ステージに上がった関係者らに順に質問を投げかけた。
博覧会協会の小林浩史局長は「開幕まであと半年。世界から160カ国以上が集まる。みんなで未来をどうやって作っていくか万博を通じて考えていければ」とPR。
外食パビリオンを出展する大阪外食産業協会(ORA)を代表して登壇した大起水産の佐伯慎哉社長は「未来の食などの展示もあるが、生産者の思いにふれたり、伝統調理法の体験もある。日本の食文化をしっかりみてもらえる内容なので楽しみにしていてほしい」と観客に呼びかけた。
こうした中で、新極真会の空手道着をまとい登場した大阪観光局の溝畑宏理事長が、新極真会が来年9月29日に万博会場で大演舞会を行うことを公表。「2025年は大阪が世界を変える年。日本の武道には礼節や義理人情という文化が息づいており、万博テーマ“いのち輝く未来社会のデザイン”にも通じる。世界に日本の誇りを発信してほしい」と歓迎した。
新極真会の緑健児代表は「万博の中で武道のすばらしさを世界に知ってほしいと思っている」と話していた。