シルバーウィーク前半の関東は集中豪雨被害も出たが、ソプラノで「どんと響く!直球ボイス」が合い言葉の演歌歌手・津吹みゆは大阪や京都など関西で天候に恵まれ単独やジョイントのライブを予定通りこなした。昨年デビュー10周年を終え、新曲「あふれる涙が伝うとき」はゆったりしているが細かい高音部が美しい〝みゆ節〟全開。意気込みなどを聞いた。

元々宝塚歌劇や大衆演劇が大好きだったが、会社方針でしっとり演歌路線をひた走って来た。新曲は師匠・四方章人作曲で彼女の声域にピタリ。大人の恋愛をベースに人生の機微を感じさせる歌詞で、曲調は時代劇のエンディングにも合いそうな重厚さ。そこでミュージックビデオでは殺陣師にも出演してもらい、津吹もはかま姿で剣術修業を思わす構成に。津吹は「殺陣の先生に金属製の模造刀を振らせて頂きました。うれしかったけど重い重い…、もっと上体の筋肉を鍛えなくては。殺陣シーンは軽い竹みつを使わせてもらいました」と吐露した。

〝命と愛〟には特別な思いがある。春に朗読劇で先の大戦を挟み戦前戦後を生きた女性の役を演じた事で「今を懸命に生き抜く大切さ」を学んだ。

中高時代は吹奏楽部でフルートを担当し、今ではライブで披露することもしばしば。健康のために体を動かすことを常に心がけており、ステージではダンスも披露し軽やかにステップを踏む。東北出身歌手の大先輩・新沼謙治に誘われゴルフも始めた。「10月に初めてコースに出るんです。アップダウンがあって運動にもなりますし」と今から楽しみなようす。実生活ではアラサー入りしたが今が青春真っ盛りだ。

(畑山 博史)
