八雲学園 建設工事難航で開校時期遅れ

 守口市で新たに開校する義務教育学校「八雲学園」の建設工事が難航している。2025年度の一般競争入札は2回とも応札がなく、27年4月予定の開校は1年延期された。今年5月の3回目で共同企業体(JV)が117億7000万円で落札し仮契約を結んだ。
 しかし入札はこのJVのみで落札率は100%。構成企業が別件の談合疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けており、市は第三者による選定経緯の調査を継続中だ。着工に向けた工事請負契約議案も5月の臨時市議会で継続審査となった。市は1回目の入札後、工期や参加要件の緩和、工事費の再積算などの対策を取ってきた。これにより当初約87億円と見込んだ事業費は、現在約30億円増額している。
 八雲学園は下島、八雲両小学校と八雲中学校を統廃合し、下島小跡地に建設される。24年度からの旧校舎解体は完了。28年4月の開校当初は児童生徒が既存校に通い、7月の新校舎完成後、2学期から新校舎へ通学する計画になっている。(小泉健一)

着工が遅れている八雲学園の校舎建設予定地=守口市(小泉健一撮影)
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