グランフロント大阪ショップ&レストラン(大阪市北区)では、7月3日から8月16日までの期間、夏のグルメフェア「からだがめぐる、涼と温」を開催中。
同フェアは、涼やかに体温を下げるメニューや、冷房で冷えた体をあたためる多彩な夏限定メニューを24店舗で提供している。その中から4店舗のレストランを取材した。
▼香港料理・点心 JawDim 〈ランチ限定〉大籠包セット 3,520円(税込)

グランフロント大阪南館の最も北側にあるレストランで、JawDimザウディムは広東語の「酒」と「點(テン)」から。伝統的な広東点心はもちろん日本全国の旬の厳選食材を取り入れ、従来のイメージを覆す酒に合う点心をテーマにオリジナリティーあふれる唯一無二の点心を提供している。
今回のフェアで提供しているメニュー「大籠包セット」は、肉汁がジュワッとあふれ出す、フカヒレ入りの大きな小籠包をランチでも楽しめる贅沢なセット。前菜から胃にもやさしい中華粥(かゆ)、名物の点心、デザートまで、本格飲茶だ。

このセットの目玉は「大きすぎる小籠包」。

肉まん大のサイズの小籠包で、中にフカヒレが入っている。皮の中にはたっぷりの汁が入っているので割って食べる。流れ出てくる汁には具材の味と旨味が染み込んでいる。

その下のセイロにはピンク色の肉まん。

ビーツでピンク色にして、中には香港の伝統的なチャーシューがたっぷり入っている。チャーシューは味が濃く、甘辛さのバランスが絶妙。ピンクのバンズがうまく味を調和させていた。

もう一つのセイロには点心の3種盛りが入っていて、赤、白、黄色とカラフル。全て天然の素材で色付けしている。

ビーツで赤く色付けたものは、皮を片栗粉と浮き粉という小麦のデンプンを使って練り上げたまんじゅうで、中には4種類のキノコなどたっぷりの具材が詰まっている。

黒いつぶつぶが入ってる白いものはトリュフ入りのエビ餃子。生地にトリュフを練り込んでいる上に、中にもたっぷりトリュフが入っている贅沢な一品。ランチではこのセットしか提供していない。
黄色いものは、広東焼売の春菊乗せ。広東焼売は日本でよく売っている肉の焼売などと違い、エビや豚肉をベースに作ってるもので、プリプリとした食感だ。 焼売の上に春菊とオレンジ色のトビコを乗せている。
3種ともサイズは大きくないが、中身がぎっしり詰まっているので食べ応えのある。
2つのセイロの間にあるのは大根餅。大根と中国のもち米を練り合わせたもの。

どこを見ても大根には見えないし、食べても「大根はどこにあるのか?」という料理。だからといって餅を食べている感覚とも少し違う不思議な一品。あっさりで味付け自体が薄いので、味の濃かった点心などを食べる間の口直しにちょうど良さそう。

大きめの器に入っているのは香港粥。

米の形がなくなるまで長時間炊き込んだ白粥。上には春キャベツと自家製のXO醤を乗せ、黄色いワンタンの皮を揚げて食感を出している。こちらもあっさり系だが、スープは具材を炊き込んで煮出したものを使っているので、このお粥だけでも一品として楽しめるほど。
グラスに入っているオレンジ色のものはデザート。

飲み物系のデザートで、ー楊枝甘露(ヨンジーガムロ)という香港でともて人気のマンゴーを使ったデザートスープだが、食べるのにはスプーンを使い、最後は流し込んで食べ切った。
マンゴーと、本場ではグレープフルーツや日本の文旦などに似たポメロというフルーツを使っていて、中にはタピオカが入ってるのが特徴。マンゴーの甘さとグレープフルーツの酸味のバランスがよく、タピオカの食感も楽しい。
トレーが運ばれてきた時は、かなり量が多いのでは、と思ったが、食べてみるとおいしいせいか以外にもあっさり完食。来店客の多くは女性だそうだが、完食されるという。やはりおいしいものは暑くなっても無理なく食べられてしまうのだろう。
▼フレンチカフェ CRÊPERIE Le Beurre Noisette シシリエンヌ ~濃厚レモンクリームのクレープ~ 1,309円(税込)

うめきた広場地下1階にあるカフェで、フェアにはレモンとピスタチオを使った「シシリエンヌ ~濃厚レモンクリームのクレープ~」を提供。

クレープ生地の上に放射線状に甘酸っぱいレモンクリームとやさしい甘みのはちみつソースをかけ、その真ん中に濃厚なピスタチオアイスが置かれている。削りたてライムが散らされていてフレッシュな香りも楽しめる。

レモンクリームはかなり濃厚で、レモンの酸っぱさとハチミツの甘味が絡みあって程よい旨さを作り上げている。そこにピスタチオアイスが加わり一段とパワーアップ。

レモンとピスタチオのどちらが先に決まったのか確認すると、レモンありきで、それに合うものとしてピスタチオがベストマッチだったということでこの組み合わせになっている。
また、シシリエンヌという名前からもわかるように、イタリアではポピュラーなスイーツで、素材からイタリアの空気を感じてもらいたい、ということだった。

▼おかゆと麺 粥餐庁 8種野菜のベジかゆ 900円(税込)

同じく、うめきた広場地下1階にあるレストラン。食欲がない日は、じんわり内側から温めてくれるお粥がおすすめ、という通り、出汁をたっぷり吸い込んだお粥はとにかくおいしい。今回のフェアで推している「8種野菜のベジかゆ」は8種の野菜で栄養も補給できる優れもの。

野菜とともに乗せられている刻み生姜はアクセントとしてかなり高評価。あっさりなお粥にパンチを効かせた味を演出。

またレモンを加えることですっきり感もプラスでき、温活メニューで夏の胃腸をリセットするには最高のメニュー。
お粥自体は、玄米と白米を炊く際にネギ油をまぶしているので香りが豊か。毎日店舗で生米から炊いているが、中華粥をベースにして干し貝柱や昆布の出汁などの和の要素やチキンスープなどいろいろ加えているので、一般的な薄味の白粥とは一線を画している。
8種の野菜を載せることで彩りも鮮やかで、栄養素もたくさん摂れる。野菜も、キャベツはサッとボイルし、グリーンリーフやレタスなどの葉ものは生のまま乗せて食感も楽しめる。

お粥の味に変化をつけたい時は、粥ダレという三重県伊勢志摩の昆布の旨味をブレンドした特製のタレと黒酢の2種類があり、少しずつかけるだけで、食べると味に相当の深みが増すのでオススメだそうだ。

このように健康的でおいしいお粥を提供する「おかゆと麺 粥餐庁」の利用者の95%は女性。ただコロナ禍以降は男性にも健康志向が広まったので男性客も増えてきているという。
驚いたのは、同レストランはグランフロント大阪内にある飲食店の中でUber Eatsのデリバリー注文数が毎年1番多いという実績を叩き出していること。夜9時までの対応だが、早朝から日中、夜から夜食まで幅広く利用してくれる人がいるらしく、人気は上々そうだ。
暑さに参って胃を休めたいけど、麺類はちょっと、という人には最適なメニュー。
▼焼肉 鶴橋 焼肉 白雲台 〈ランチ限定〉冷麺定食 1,400円(税込)

最後に伺ったのは南館7階にあるレストランで、冷麺とビビンバがセットになった「冷麺定食」は、店舗内で打ったというコシのある太めの自家製本格手打ち麺と、ひんやり鶏ガラベースの澄んだスープの相性が絶妙な冷麺、野菜のナムルや秘伝のもみダレで仕上げたミンチ肉をのせたビビンバという贅沢なコンビネーション。

こだわりの自家製本格手打ち麺は、ほかで食べる冷麺の麺とは全く違い、かなりの弾力性を持った麺で、噛んでも噛んでも口の中でもごもごしているため、顎(あご)が疲れてくるほど。店長が「ゴムゴムしい」と表現するほど。


冷麺の上に乗ったキムチと小皿に盛られたキムチは種類が違い、それぞれの食べ方にマッチするように工夫されている。
ビビンバはごま油の香りが香ばしく、ミンチ肉の甘辛さが食欲をそそる。

通常メニューでは、どちらも単品で販売しているものなので、それがランチの時だけ限定のセットで楽しめるというのはうれしい、なかなか贅沢なメニュー。冷麺は食べ応えがある上にボリュームもあったので完食できるのか、と思ったが、おいしさに釣られて最後まで味わうことができた。
今回行けなかったレストランでも、丸ごとメロン、タイハーブ香るエスニックスープカレー、カレー&ビリヤニターリー、黒毛和牛もも肉のグリルブラックビーンズ風味、大阪シラスとレモンの冷製ペペロンチーノ、特選 宮崎県産マンゴーのタルトなどそそられるメニューが提供されている。
参加店舗は、以下の通り。
おかゆと麺 粥餐庁(うめきた広場B1階)、ワインショップ・エノテカ(うめきた広場B1階)、DEAN& DELUCA (うめきた広場B1階)、mango tree kitchen “khao man gai” (うめきた広場B1階)、CRÊPERIE Le Beurre Noisette(うめきた広場B1階)、河内鴨 蕎麦 スタンド 藤乃(うめきた広場B1階)、Umi&Yama Kitchen (うめきた広場B1階)、BAR & GELATERIA RAFFINATO(うめきた広場B1階)、春水堂(うめきた広場B1階)、GARB MONAQUE (うめきた広場1階)、ERICK SOUTH(南館B1階)、堀内果実園(南館B1階)、AUX BACCHANALES (南館1階)、JawDim (南館1階)、Qu’il fait bon(南館2階)、THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN(南館7階)、ひつまぶし名古屋 備長(南館7階)、鶴橋 焼肉 白雲台(南館7階)、Rojiura Curry SAMURAI. (南館7階)、チェサピーク(南館8階)、BALILax THE GARDEN Umeda (南館8階)、THE COSMOPOLITAN GRILL|BAR|TERRACE(南館9階テラスガーデン)、世界のビール博物館(北館B1階)、世界のワイン博物館(北館B1階)。
詳細は公式HP(https://www.gfo-sc.jp/summer_gourmet2026/)へ。
