100年企業の改革をけん引 大阪・マツヤ産業 玉西社長が「中小企業応援士」に

中小機構近畿本部の村上裕二郎本部長(左)から功労者感謝状と「中小企業応援士」の委嘱状を受け取ったマツヤ産業の玉西陽二社長(右)=7月14日、東大阪市、編集部撮影

 ガス・溶接材料や産業機器の販売、配管部品の加工などを手がけるマツヤ産業(東大阪市)の玉西陽二社長が、中小企業基盤整備機構(中小機構)から功労者感謝状を贈られるとともに、「中小企業応援士」に委嘱された。 「中小企業応援士」は、中小企業・小規模事業者の成長や地域経済の発展を目指し、中小機構が経営者らを委嘱する制度。委嘱にあたっては、玉西社長が就任後に進めてきた経営改革など、会社をより良くするための継続的な取り組みが評価された。

 創業者のひ孫であり、2020年に7代目社長へ就任した玉西社長は、中小機構の支援も受けながら経営改革を推進。創業以来受け継ぐ「ありがとうございます」の精神を大切にする一方、「社員が誇りを持てる会社」を目指してきた。「利益が出なければ社員へ還元もできず、未来への投資もできない」との考えから、利益を生み出せる経営体質への転換など、会社の基盤強化を進めている。

 改革の柱の一つが、受け身になりがちだった「下請け型」の発想からの脱却だ。自ら仕事を取りに行く姿勢への転換を進めるとともに、社員の意識改革にも力を注いできた。

 現在は、ロボットを活用した省人化・自動化の提案や組立業務の受託など、新たな事業も展開する。「日本のものづくりを支えることが私たちの役割。時代に求められる形で事業を広げていきたい」と話し、売上高100億円企業を目標に掲げる。

 応援士としては「創業者や先代も地域や業界への貢献を大切にしてきた。その思いを受け継ぎ、このご縁を通じて地域や社会に貢献していきたい」と抱負を語った。

 中小機構近畿本部の村上裕二郎本部長は「地域のモデル企業として、その経験を多くの企業に共有していただきたい」と期待を寄せた。

創業者のひ孫として100年企業を受け継ぎ、7代目社長として経営改革を進めるマツヤ産業の玉西陽二社長
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