鳥取県は夏の観光誘客へ向け、大阪府内各地で多彩なPRイベントを展開。名産「鳥取すいか」の試食販売や砂丘の体験型コンテンツを通じ、食と観光の魅力を大々的に発信している。
鳥取の魅力 大阪各地で発信 各地でイベントや観光PR
夏休みの観光誘客や認知向上を目的に、鳥取県が6月、大阪各地でイベントやPR活動を展開した。食や観光、星空などを切り口に、多彩な県の魅力を発信している。

プラネタリウムや砂丘も登場 県の魅力を五感で楽しむ1日
鳥取県の魅力を発信するイベント「ワクワク鳥取EXPO2026」(鳥取県、週刊大阪日日新聞社主催、新日本海新聞社大阪本社特別後援)が6月20日、門真市の複合商業施設「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」で開催された。今年は大阪・関西万博で人気を集めた体験型コンテンツの再現展示や出張プラネタリウムが初登場。食や文化、自然の魅力を一度に楽しめる〝小さな鳥取県〟ゾーンとして、会場は終日にぎわいを見せた。(西山美沙希)

午前10時のオープニングには平井伸治同県知事が登場。「鳥取の豊かな自然、食、文化を体験できる。ワクワクする魅力を、会場でぜひ再発見してください」と笑顔で語った。続いて、門真市のさくら幼稚園の年長児と鳥取の傘踊り団体「百花繚蘭」によるコラボステージを披露。子どもたちの元気いっぱいのダンスと華やかな傘踊りに、会場からは大きな拍手が送られた。
砂丘と星空を楽しむ初企画
会場の目玉となったのは、大阪・関西万博の鳥取県パビリオン「鳥取無限砂丘」で人気を集めた体験型企画「鳥取魅力名探偵」。虫眼鏡型デバイスを使い、砂に見立てた砂丘エリアの中から観光地や特産品を探し出す内容で、親子連れらがデバイスを片手に魅力探しを楽しんだ。
出張プラネタリウムは、〝星取県〟を掲げる鳥取県の取り組みにちなみ、星空の魅力を身近に感じてもらおうと今年初めて実施。親子連れらはドーム内で夜空を見上げながら、星座の解説に耳を傾けた。

恒例のスイカ試食も
毎年恒例のスイカ試食会では、旬を迎えた県産スイカを求めて長い列ができた。みずみずしく甘い味わいに笑顔を見せる来場者も多く、特別販売コーナーもにぎわいを見せた。
このほか、スイカ割り大会や缶バッジ作り、観光・特産品PRブースなども設けられ、子どもから大人まで楽しめるイベントとなった。
府内から子連れで訪れた40代の女性は「子どもたちが楽しめる企画がたくさん。以前鳥取には旅行で行ったが、もう一度訪れたくなった」と話していた。











通天閣 ビリケンさんに〝鳥取すいか〟奉納 関西での販売促進願う
鳥取県は6月19日、通天閣(大阪市浪速区)を訪れ、2021年から「関西とっとりPRサポーター」を務める幸運の神様「ビリケンさん」に旬を迎えた〝鳥取すいか〟を奉納し、販売促進を祈願した。関西圏での本格出荷に合わせて実施された。
当日は、JA全農とっとり大阪事務所で県産農産物のPRを担う「わかとりメイツ」の片山幸太郎さんが奉納役を務め、「今年も天候に恵まれ、非常においしいスイカができた。鳥取のスイカで暑い夏を乗り切っていただけたら」と話した。県関西本部の森本誠人本部長、通天閣観光の高井隆光社長も出席し、販売促進に期待を寄せた。
鳥取すいかは、大玉で甘みが強く、シャリ感とみずみずしさが特徴。県は販売促進に力を入れている。 (礒見愛香)

梅田で鳥取すいかを〝たべてごしない〟 KITTE大阪で試食販売
鳥取県は6月20日、PRイベント「たべてごしない鳥取すいかPR販売!」を、「KITTE大阪」2階の山陰アンテナショップ「出雲しめなわや KITTE大阪店」前イベントスペースで開催した。「たべてごしない」は鳥取の方言で「食べてみてください」の意。
オープニングセレモニーには平井伸治知事、たたら製鉄を再興するなど地域興しに取り組む「たなべたたらの里」代表取締役、田部長右衛門里長が登壇。田部里長は「山陰地方はおいしいものがたくさんあります。きっとご満足いただけます」とお店をPRした。
鳥取すいかの試食販売も行われ、買い物客らが次々と立ち寄りすいかをほおばった。試食した40代の女性は「想像以上に甘くておいしかった。スーパーで探してみたい」と堪能した様子。すいか購入者のうち先着50人にはヨルダンの砂をプレゼントする「アフター万博企画」も用意されたほか、鳥取砂丘の砂との「タッチ比べコーナー」も人気を集めた。
「出雲しめなわや」には常設物販・観光PRコーナー「食パラダイス鳥取県 IN 大阪」が今月1日に開設されている。らっきょうや白バラ牛乳製品、絶品と評判のかにみそバーニャカウダなど鳥取県の特産品を来年3月末まで販売する。国内外から梅田を訪れる来場者に鳥取の味を届ける拠点として期待される。 (松本正行)

