「社交サロン ザ・クラブジャパン関西」(原田義忠会長)主催の第178回CS・ホスピタリティ・アカデミー&ランチ社交会が17日、大阪市北区の中之島LOVECENTRALで開かれ、特別ゲストの画家、慧善玄潭(えぜんげんたん)さんが講演。「仏画の実績を踏み台に、現代美術で世界美術界に新しい風を巻き起こしたい」と決意を述べた。

吟詠歌手・小芝陽子さんのステージに続いて登壇した、慧善さんは「現代美術の世界観」と題して講演した。現代美術は抽象画だけでなく人物、風景画なども含まれ、社会的なテーマについて作者の感情をぶつける新表現主義といわれる作品も見られる。いずれの画風に対しても共通しているのが、作者の内面を描く心が重視されている点だ。
慧善さんも現代美術について語り、「心を描く芸術」と表現。さらに具体的に解説し「なぜこの作品を作ったのか、何を伝えたいのか、見る人に何を感じてもらいたいのか、といったコンセプトが重視される」と解説した。
講演の合間に自身の作品を紹介しながら、絵画を立体的に表現する慧善さんならではの取組も紹介し、「これまでの仏画にプラスして、現代美術をリードしていくような新感覚の作品を関西から世界に向けて発信していきたい」と決意を述べた。
慧善さんは世界最高峰の美術館・ルーヴル美術館で開催された「パリ・ルーヴル美の開放展」(2004年)で芸術大賞を受賞しているほか、イタリア、スペイン、中国などで、政府関連団体主催の美術展で数々の賞を受賞。16年にははレオナルド・ダ・ヴィンチ中学校(イタリア)の壁画タイルを制作し、話題を呼んだ。
日本では、仏教の聖地・高野山総本山金剛峯寺で、04年に「世界遺産登録記念 慧善玄潭仏画展」を開催。4日間の開催期間中、連日千人以上の参拝客でにぎわった。仏画展の成功で高野山最高位の管長(座主)の肖像画制作の依頼があり、現在の座主・長谷部真道(はせべしんどう)大僧正まで4代に渡り描いている。
次回の「社交サロン」は7月15日、同じ会場で開かれる。特別講師はボディメイク施術師でサロン経営者の小平芳弘さん。解剖学の知識を基に開発した手技が評判を呼んでおり、「医療に生かしたい」と小平さんの〝弟子〟になっている医師も増えている。
