
世界遺産・高野山へのアクセス路線、南海電鉄高野線で、新たな観光列車「GRAN 天空」が4月24日に運行を開始する。デビューを前に18日、報道陣向けの試乗会が開かれた。

「GRAN 天空」は2009年から今年3月まで運行していた観光列車「天空」の後継として開発された。従来の「天空」が和歌山県の橋本〜極楽橋間の運行だったのに対し、「GRAN 天空」はなんば〜極楽橋間を結ぶ。

最大の特徴は、ホテルのようなラグジュアリーな車内で料理を楽しめる点。南海が食事サービスを提供するのは、約100年ぶりという。メニューを監修するのは、沿線で人気のレストラン「Genji」(大阪市西成区玉出東)の元川篤シェフ。河内鴨や泉州蛸、有田みかん、じゃばらなど沿線の旬の食材を生かした創作料理を、美しい景色とともに堪能できる。

GRAN 天空1号(なんば駅午前9時発)ではモーニング、同2号(極楽橋駅午前10時46分発、土休日午前10時47分発)と同3号(なんば駅午後0時45分発)ではランチ、同4号(極楽橋駅午後2時58分発)ではアフタヌーンティーを提供。列車ごとにメニューが異なり、乗るたびに違った味を楽しめるのも魅力だ。

南海電鉄営業企画部で観光列車を担当する森椎菜(しいな)さんは、「単なる移動手段ではなく、移動そのものが特別な体験となる列車。食事はもちろん、車内デザインや工芸品にもこだわっており、乗車しながら大阪や和歌山の魅力に触れてもらえれば」と話している。

列車の詳細、乗車予約は「GRAN 天空」特設サイト、https://www.nankai.co.jp/traffic/kankoutrain/grantenku/へ。
