京セラドーム大阪に無料ラウンジと新型喫煙所、6月27日オープン

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観戦やイベントの合間に〝ひと呼吸〟、誰もが過ごしやすい空間目指す

 大阪シティドーム(大阪市)は、プロ野球や各種イベントが開催される京セラドーム大阪(西区)の南口付近2階に来場者向けの無料休憩スペース「リラクゼーションラウンジ」を6月27日に新設する。施設内には、現代的な喫煙空間を演出する「THE TOBACCO KYOCERA DOME OSAKA」も同日オープンし、喫煙・非喫煙者がともに快適に過ごせる環境づくりを推進する。

 「リラクゼーションラウンジ」は、温かみのある内装で統一された癒やしの空間。野球観戦やコンサートなど、長時間のイベント参加に疲れた来場者が、心身をリフレッシュできる場として設計された。分煙対応がなされており、喫煙者も非喫煙者も共に快適に利用できることが特徴だ。利用は無料で、午前11時から午後7時まで開放される(※イベント開催日により変更あり)。

 また、同ラウンジ内には、新たな喫煙所ブランド「THE TOBACCO」を展開するコソド(東京都)が手掛ける「THE TOBACCO KYOCERA DOME OSAKA」が併設される。従来の閉塞的な喫煙所のイメージを払拭する〝開かれた喫煙所〟を目指す。柔らかな桜色のタイルや視線を和らげる設計、安心感ある導線により、女性でも利用しやすい配慮が施されている。

 大阪市内は路上をはじめ、飲食店などの屋内喫煙を禁止する条例が施行されているが、適切な喫煙場所不足などの課題も表面化している。こうした背景を受け、同所は単なる喫煙場所としてだけでなく、「都市と人、人と人の間に余白を生み出す空間」としての役割を果たすことを掲げる。今回の新設により、喫煙者と非喫煙者の共存を促進し、快適な観戦環境の実現が期待される。

 京セラドーム大阪は1997年開場。オリックス・バファローズの本拠地として知られ、スポーツや音楽、企業イベントなど年間を通じて多様な催しが行われている。今回の新施設は、そうした来場者の〝ちょっとしたひととき〟に寄り添う新たなサービスとして注目される。