
「吸血鬼の食事」を体現した新発想ドリンク
デザインやイラスト、飲食などを手がける「ヴァンパイア」(大阪市)が、輸血パックを模したドリンク「エクスタシー(別名ヴァンパイアジュース)」を発売した。大阪市と尼崎市にある同社の飲食店舗「VAMPIRESIDE」各店で提供され、SNS上で話題を呼んでいる。
見た目はまさに輸血パックそのもの。耐久性や管の位置など細部にこだわった特注容器を採用し、専用の留め具で飲み口をロックできるため、持ち歩いて楽しむこともできる。ラインアップは「A型」「B型」「O型」「AB型」の4種類で、それぞれアルコール有・無を選べる。価格は各1500円(税込)。味は〝飲んでからのお楽しみ〟。
血液パックから飲むという背徳的な体験が注目を集め、「HPが回復しそう」「こういうのを探していた」といった投稿が相次いだ。〝推し〟の血液型に合わせて選ぶことができ、「推しを摂取する」というユニークな楽しみ方も多くのユーザーの関心を集めた。

運営するヴァンパイアの広報担当者は「既存作品とのコラボや二次創作を起点とした商品が多い中で、〝どこにも属さない吸血鬼の食事〟をリアルに体験できるアイテムとして販売した」と説明。「吸血鬼という存在そのものの世界観を打ち出したことで、ファン層を限定しない新鮮さが受け入れられたのでは」と注目を集めた理由について分析した。
さらに「当社のテーマでもある吸血鬼の世界を現実に滲ませるという挑戦が一歩前進した証だと感じています。この反応を励みに、これからも〝遊び心ある挑戦〟を続けていきたい」と話した。
