得意の〝エンタメ〟力で魅力アピール 「この夏は、鳥取どうでSHOW!」6月21日に門真で開催 白バラアイスのプレゼントも

鳥取県の魅力や万博の手応えについてアピールする森本本部長

 鳥取県の観光や特産品の魅力を大阪で伝えるイベント「この夏は、鳥取どうでSHOW!」(鳥取県、週刊大阪日日新聞社主催、新日本海新聞社大阪本社特別後援)が、6月21日に門真市のららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真で開催される。県関西本部の森本誠人本部長にイベントの見どころや、大阪・関西万博における鳥取県の取り組みについて聞いた。 ―恒例となっている本イベント。今年の見どころは?
 今年はエンタメをテーマに、鳥取を代表する観光地から、体験型ブースや物販ブースが多数出店。鳥取県出身のお笑い芸人「みょーちゃん」の出演や縁日もあるほか、「ミャクミャク」や県のマスコットキャラクター「トリピー」も応援に駆けつけ、にぎやかに鳥取の魅力を伝える。毎年好評のスイカ試食や、先着150人への白バラ牛乳アイスクリームのプレゼントも用意させていただく。買い物や食事の合間に、気軽に立ち寄って〝鳥取の夏〟を味わってほしい。
 ―万博での取り組みも好評だ。
 関西パビリオン内で展開中の「鳥取無限砂丘」では、実際の鳥取砂丘の砂を床に敷き詰め、プロジェクションマッピングを投影する没入型展示が来場者から好評を博している。
 また、数字では測れないつながりの手応えも感じている。

毎年恒例のスイカの試食ふるまい。今年も実施予定で、来場者に旬の味を届ける。(写真は昨年の様子)

たとえば、同じく砂を展示するヨルダンやサウジアラビアと先日〝砂同盟〟を結成した。そこに今度太平洋の島国ナウルも加わる予定だ。その交流の様子はSNSでも話題になった。さらに、友好県省提携を結ぶ中国・河北省とも、万博を通じて改めて交流を深めることができた。
 また、同盟をきっかけにヨルダン代表団の鳥取訪問も実現した。三徳山三佛寺の投入堂などを視察し、強い関心を寄せてくれた。こうしたつながりこそ万博の意義だ。遊び心を持って〝国際的な縁づくり〟に挑んでいる。こうした取り組みが、万博後の遺産につながることを期待している。
 ―「鳥取って関西なの?」という声も
 関西広域連合の一員としてパビリオンに出展していると、そうした声をたびたび耳にする。しかし、むしろその〝違和感〟が注目の入り口になる。実は大阪から車で2時間半、関西圏の白浜よりも近いという声もある。遠いと思われがちだからこそ、〝鳥取って関西なの?〟という疑問をきっかけに、より身近な存在として印象づけていきたい。
 ―万博やイベントを通じて、今後どんな展開を期待しているか
 イベントや万博で鳥取に興味を持った方に、実際の鳥取の魅力を現地で体感していただけたら幸いだ。万博期間中は鳥取県内を巡るスタンプラリー、宿泊体験、SNS投稿の3つの参加型企画を通じてプレゼントが当たる「絶対!とっとりキャンペーン」を実施している。ぜひ多くの方に応募してほしい。

鳥取県がヨルダンと〝砂同盟〟を結んだ記者会見の様子。万博を通じた国際交流の一幕

■ららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真(門真市松生町1-11)1階センターコート