
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送が1月4日から始まり、豊臣期の歴史に関心が高まる中で、本紙で特集した「豊臣大坂城の真実」が大阪城天守閣など関西各地で展示されている。
特集では秀吉時代の大坂城の実像に迫った。現在の大阪城は1931(昭和6)年に再建され、石垣や堀の多くも徳川時代のもので豊臣期の痕跡は姿を消している。しかし近年、地中深く埋められた豊臣期の石垣が見つかり、城の輪郭が少しずつ浮かび上がってきた。
さらに秀吉時代の大坂城に架かっていた極楽橋が、琵琶湖に浮かぶ竹生島に現存する唐門である可能性を示す図屏風が、オーストリアのエッゲンベルク宮殿で確認された。徳川が上書きした豊臣大坂城の痕跡が次々と明らかになる過程を現地取材で追っている。
府内の展示場所は大阪城本丸内の天守閣や豊臣石垣館、ミライザ大阪と関西大の千里山キャンパス。滋賀県は、秀吉が最初に築城した長浜城と、極楽橋の移築先である竹生島宝厳寺。和歌山県では、秀吉が秀長に命じて築かせた和歌山城天守閣に掲示されている。

